「スキップ・トレース」と「ワンダーウーマン」
1ヶ月に8冊(それもハードカバーや文学書、専門書でもなく)の読書、
哀しすぎる私の8月。
でも、仕事を休めばもう少し読めるようになる。
気分転換の漫画じゃなくて、本格的な読書の秋に浸ることも可能。
それよりもゴミ屋敷を片付けねば。
台所も家庭菜園も、車も洗いたい。やりたいことは沢山ある。
体は一つ。気力体力は萎えて萎えてどうしようも無いのだが。
これからは紅茶もゆっくり飲める、秋の夜長を楽しむこともできる、
本の傍で。平日に外出もできる、夢のよう。
昨日少しばかり頭を明るい毛色にしてみたのだが、
気付いた娘の反応も予想外に穏やかで、白髪が黒ではなく、
赤っぽい、それだけのことなのだ。
ああ、ストレス源の傍にいない、声も聞かない、姿も見ない、
これだけで深く息ができる、この素晴らしさ。
今日は映画の日、1日、せっかくだから2本立てを。
9月1日、久し振りに映画二本立て。
午前中、ジャッキー・チェン主演の『スキップ・トレース』。
アクション、恋愛有り、中国・モンゴルも含めて、
観光宣伝用の綺麗な景色や民族衣装、お祭り風景など盛り沢山。
勧善懲悪が単純に楽しい、ほろ苦い安定した娯楽映画。
60才を過ぎて頑張るなあ、ジャッキー。
黙々と映画の世界で頑張り続ける役者魂、映画人魂、
演じて作る、その姿勢には感服。
午後から、クリス・パインが出るならと、余り期待せず見た
『ワンダーウーマン』が予想以上の面白さ。
戦争と平和を前面に出した、勧善懲悪アクションものかと思いきや、
神話の世界も交えて、神にも人間も共通した情の世界、
人種差別や倫理・恋愛・政治の駆け引きなどカヴァーする部分が多く
思った以上に作り込んでいて見応え有り。
ハリポタシリーズで人気のあるルーピン先生役の人が
悪役、戦争や災いをもたらす軍神マルス、
つまり今回のヒールを演じる姿も必見。
善人ぶった英国紳士の外見と、老練かつ邪悪な本来の姿の対比、
底に捨て身でぶつかっていく人間と女神の姿、
初々しくも新鮮な展開、拾いものでした。
「僕は今日を救う 君は世界を救え」の台詞、いいね。
結ばれることのないヒーローとヒロイン。
悲劇だが、爽やかな別れ。
ブックエンド方式で閉じられる物語。
最初と最後に示される1枚の写真。
なかなか映像的にも物語的にも自分にとっては、
ロマンチックな冒険譚に思えた「ワンダーウーマン」。
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