Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

意訳? 良い訳? 言い訳?

ハード、痛い、きつい、しんどい、厳しい、硬い。
ヘビー、重い、重たい、きつい、えらい。
どっちも似ている。残酷なまでに人を叩きのめす要素。
どう訳していいかわから無いけれど、so hard、so heavy。
今週の『ちりとてちん蛇の道はヘビー。


蛇の道と来ましたか。まあ、脱皮しながら大きくなる。
そのためには顎の骨も外して、獲物を丸呑みすることも必要。
見た目かっこ悪い。地面を這いずり回って食べ物を探す。
しかし、脱皮を重ねる毎に大きくなる。
しっかり栄養を取らない限り、大きくなることはできない。
成長という飛躍の前に、身をかがめて生きる。
蛇の道はへび。1度脱いだ皮の中には戻られない。


それにしても、親の名前が重たい。親の生き方が重たい。
男として、人間として、親として、芸人として、
尊敬する親が重くてたまらない小草若。
この役を、本当に伝統芸能を支える狂言師の家柄のの長男
もっぴーこと、茂山宗彦に当てるとは。
何だか切なくなってしまう。
これって感情移入するというか、大変な役柄。

「教育」からの脱皮―21世紀の教育・人間形成の構図

「教育」からの脱皮―21世紀の教育・人間形成の構図

光の医学―光と色がもたらす癒しのメカニズム

光の医学―光と色がもたらす癒しのメカニズム


人生脚本。もしも私が・・・だったら、・・・だったのに。
でもは仮定。もしもは夢。現実にはありえない。
でも、その家柄の長男に生まれてしまったら、うーむ。
家業を持つ親にとって跡継ぎが生まれるかどうかは死活問題。
天皇家だけの揉め事ではないわいな。
その家柄を背負うために必要なことが、
生まれながらに備わっている訳ではない。


はなから、自分の人生を決める事ができない。
ひろい世の中にごまんとある生き方を、決める事ができない。
ふつうであれば当たり前の事が、許されないお家柄。
へいせいの世といえども、芸事をたしなむ家に生まれ、
ほんとうに大変。お家の運命が自分の運命?


ハードでも、逃れたくても逃れられない。
人にはわからない家名の重さ。
普段からプレッシャーに押しつぶされそう。
へらへらしているのは、辛い気持ちを隠すため。
程ほどの出来では許されないとわかっているから。


今週小草若集中セラピー、ハードでヘビーなはひふへほ。
はぁと溜息。「はてなの茶碗」をいつ掛けられる?
ひぃひぃ言いながら冷や汗かきかき練習すれど、
ふぅと一息付く暇さえもない、「値打ち」を出すのが難しい。
へぇさすが、と周りを驚かせたい、・・・実力で。
ほぅと感心されんでもええ、冥土の親を喜ばせたい。


娘は「小草若さんのパジャマかわいい」
「あれ、このあいだとパジャマの模様が違う」とチェック。
色も派手だし、柄もかわいい。普通の男性が着るとは思えない。
その横で九官鳥の平兵衛が、「茶金さん、人徳でっせ」
親子で高座を投げ出して、いらんとこまで似たと言われ、
得な星の下に生まれたとは思えない展開。
比較され、後手後手に回ってしまい、伸び悩み、落ち込む。
先送りされた過去からの課題を、いつになったら蛇の皮のように
脱ぎ捨てる事ができるのか、小草若。


人にはわからぬ修行を積むのがさだめ。
荒んで落ちぶれていくか、ここで持ちこたえるか。
年度末の仕事でプレッシャーの多い毎日、
小草若の辛そうな顔が、眉間に皺寄せて落ち込む自分と重なる。
うーむ。春、4月まで持ちこたえられるかしら。
まだまだ仕事は山積み、涙がこぼれそう。
歳だけいって、まだまだ修行が足りんわぁ。

ゆるめてリセット ロルフィング教室―一日7分!体を芯からラクにするボディワーク

ゆるめてリセット ロルフィング教室―一日7分!体を芯からラクにするボディワーク