雪景色を見た後に

この暑さで気が変になったと思いますか？
今頃雪の話題ですと？
私が動物園の白熊のように氷を欲しがっているとでも？
いえいえ、昨日家人から連絡が来て、以前撮った雪景色の写真が
とある募集で当選したとの連絡が。
それが家人宅の近所の雪景色のスナップで。
また、わざわざ白黒に加工して古めかしい雰囲気に。
おまけに、さすがてっちゃんねという題材。
受ける人には受ける雪景色の写真です。
まだまだ残暑厳しき折、ちょっと涼しくなりたい方はこちらへ

ええ、大阪でもこんな風に雪が降ることもあるのです。
この頃と比べると、娘は随分大きくなってしまって・・・。
この９月の末が１１歳の誕生日。
何だかあっという間の約１０年。
大きくなり過ぎて、寂しいくらい。
そんなに急いで大人にならなくてもいいのに・・・。
雪遊びをしていた頃が、懐かしくてなりません。

赤ちゃんの頃の雪景色。生まれて半年後、徳島は阿南の雪景色。
一緒にスキーに行って、そりで滑ったのはあれは群馬？　
会社の厚生施設で白馬に泊まった。それも不況で今は無い山荘。
もうスキーを履いたね。あれが家族全員で滑った最後。
大阪に来て、スーパーの催しでなまはげとかまくら祭りがあるからと、
わざわざ出かけて写真を撮った。
かーちゃんも、本物のかまくら見たかったんだもん。
この時はブログに写真の載せ方もわからなかったのか、
デジカメがなかったのか、載せてませんね。

さて、最初に戻って私の頭の中がどうして雪景色かというと・・・

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本日の勉強会のお題を考え続けているから。
新しい自分を発見するための手がかりを探している。
どういう風に自分を見出すか、そのプロセス。
その時自分はどう行動するか。
ひいては、そのような行動をとる人はどんな人？
何を望んでいる？　普段どうしている？
どうしてそういう行動をとる？
そんな風にぐるぐる考えていくのだが・・・。

新しい自分を見つけるきっかけになるものは何なのか？
そもそも新しい自分なんて、もうこの人生ここまで来て、
やり直しも聞かないぜと半分毒づきながら、
遊び心とは裏腹にハードな課題に頭ぐるぐる状態。
新しい自分を見つけたいのか？
見つけられないから苛立っているのか？
よく人は毎日死んで毎日蘇る。
眠りから醒めることによって、なんて言うよね・・・。

そうか、一晩眠って外を見たら雪景色だったんだ。
何もかも覆い隠す雪、それまでの人生、町の景色、
全て雪に埋もれて真っ白。フォーマット。
しかし、雪を見てどうしたい？　雪景色を見てどうしたい？
家人のように写真を？　娘のように雪遊びを？
家の中に居たまま、それとも外に？

何よりも、真っ白にしてしまいたいのは何故？
真っ白に覆い隠してしまいたいのは何？
そう思うと、９月はとても悩ましい。
８月から９月はとても悩ましい。
あれから５年経った。丸５年。
私の心の中では毎日がカレンダー。
あの時点、あの頃、あの時の気持ち、あの苦悩。
そこに引きずり戻される。

夏から秋は悩ましい。いつも記憶は地獄の釜の蓋を開ける。
忘れようとしても忘れられないことが蘇る。
そして、その時に思い悩んだこと自体をチャラにするような、
今の生活も許せなくなる。
喜ぶべきことなのか、生活が取り繕われていることが。
贅沢なことなのか、寿命があるということが。
素直に享受し切れない、忘れられないほど辛い、
そんな思い出を抱えているのが嫌になって、
記憶を消してしまいたくなる。
フラッシュバックする当時の記憶を。

真夏の雪景色、夏から秋への雪景色、本当の冬の雪景色、
こんな猛暑の異常気象の温暖化の世界では、
望めなくなってきているのかも。
世界全体が受けている傷跡を静かに覆い隠す、
安寧の雪など降り積もらずに、
生活を脅かすドカ雪ばかりが吹雪と共に襲ってくるかも。
地球が傷ついて気候がおかしくなるように、
人の心も傷ついて、少々たがが外れる。

真っ白にしてしまいたいものは、雪を見てどうしたいか。
白熊では無いけれど、真っ白な世界に憧れながら、
電車に揺られて勉強会へ。食事をしながらメモをとり。
付け焼き刃のなまくら刀をせっせと研ぐように、
心の底をかき混ぜては見るのだけれど、
頭を絞っているのだけれど・・・。
脳みそ、真っ白です・・・。やれやれ。

真っ白な雪、真っ白な未来

真っ白でいるよりも