ひとまずここで - Festina Lente2

疲労困憊　嬉しいことも腹立たしいことも。
人の意外な一面を見つけたり、やはり予想通りだったり。
一喜一憂しつつも、半々なれば上々。
負け越しでなければそれでよし。
日常生活は、揺らぎ無い部分でなり立つのではなく、
揺らいでいる部分のバランスを如何に揺らそうとも、
崩れず倒れず墜ちていかずというところか。

繁忙期。
連日遠距離通勤のサラリーマンの出勤帰宅パターンは、身が持たない。
痩せもしないのに身が持たないとは情けない話だが。

一仕事が済んだと思えば、次から次へと。
で、口を出して手を出して、大騒ぎするよりも、
一人で黙々と動いた方が早かったり。
いやいや、それとなく根回し伝言それとなく目配せ、
何とはなしに気付くか気付かぬうちに動かさねばならじと、
・・・気を遣わないように遣うべきか。
遣っているとわからないように、遣うべきか。
裏の裏の裏をかくような、そんな気持ちになりながら目に見えない駆け引き。

一仕事終えた後、雨の中を出張に出る。
これはこれできつい休日のスケジュール。
でも、今日さえ乗り切れば、一息付けることがわかっているから。

ああ、やっとここまで・・・。嬉しいような哀しいような。
ああ、やっとここまで。ふう。
日常生活の大部分を占める仕事が、私を浸食しつつも、
私自身を形作っている、この何とも言えぬ関係。
逃れられない。だから結局。

激務の一日終了。ああ、何もしたくないぞ、明日は。