歯科とエクスペンダブルズ２

奥歯の違和感に不安になり緊急歯科受診。
結局左下親知らずが割れていて、被せが取れかけていたことが判明。
痛みは余り無いのだが、医師は親知らずは抜いた方がいいという。
え？　また被せてくれたらいいのに。
奥歯が無くなると噛み締められないじゃないか･･･。おまけに、
血圧が高いからすぐには抜けない、内科と相談してこいと言う。
でも、このままでいいの？　このクラウンの取れた状態で？　
歯の根にばいきん入らないの？　不安は募る。

蚤の心臓の私は歯を抜くだけでもいやなのに、
よりによって｢親知らずを抜く」ですと？　
ショックの大きさを打ち消すため、ピアノレッスン帰りの娘を伴い、
シネコンで『エクスペンタブルズ２』を観る。

もとい、「使い捨て」のエクスペンタブルズ。
老境に入ったとはいえ、現役時代の華々しい活躍を背負い、
維持なってアクション、いや、大騒動をやらかしている、
気合いが入ったイカレたアウトローの集まり、
プロの便利屋、後片付けや、傭兵部隊、
キナ臭い中にも友情、仁義、そういったモノが光る。

落ち込んでいる時は、こういう気分転換がほっとする。
気も遣わずにドッカンドッカン、ドンパチやらかしてくれる
単純明快なアクションと複雑な絡みのない映画を観て、
どうにか自分をなだめて、気持ちをすっきりさせたかった。

勧善懲悪、文句あるかの世界。
単純で腕力にものを言わせながらも義理人情に厚い男達の戦い、
昔馴染みの俳優達の顔だからこと安心して見ていられる年齢の自分が、
ある意味可愛くも哀しい。みんな年を取ったなあ、私もだよ。
同類相哀れむ心境のリアルタイムfanである。

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