娘と新しい我が家へ

夜行バスは快適だったとは言えない。
おまけに連休前とあってお安くはなかった。
更に、消灯後も隣のねーちゃん達はずっとお菓子を食べ続け、
修学旅行のようなハイテンションで喋りつつけ、
よくまあそれだけ飲み食いできるな状態。

1週間くすぶり続けた引っ越しの疲れを、
再度経験しに行く物好きかーちゃんと娘2人の初夜行バス。
（むろん私は何度も夜行バス体験はあるが）
心配したのだが、スキーキャンプの経験がある娘は、
「まあ、こんなもんだろう」とけろりとして熟睡。
若いっていいなあ−。どうして寝られるんだ？

休憩時、体を伸ばすために必ず降りて、
定時、6時半頃着いてくれるのを期待していた。
少なくとも雨で少し遅れるかもと思っていたが･･･、
首都高に入ったら馬鹿混み。1時間は余裕で遅れて到着。
めっちゃめっちゃひさしぶりの渋谷−。6年ぶり？
娘にハチ公を見せようと、わざわざ駅をぐるっと回る。

あれえ、以前来た時にこんなものあったっけ？
犬が沢山いる壁、置かれている電車の車両。
新しくできたのか、すっかり記憶がないのか。
娘は恥ずかしがったが一応記念写真。
同じように写真を撮っている人がいたんだから、大丈夫。
･･･すっかりおのぼりさん。
待ち合わせの人が多いと聞くが、殆どいなかった。
土曜の朝のせい？

ここから電車で30分以内でとーちゃんの住む町。
出迎えてくれたとーちゃん、この5日ぶりの顔。
懐かしい我が家の車に乗って、3人で食べる街中のモーニング。
ここからが本番。
引っ越し第何弾？　片付けはまだまだ。

ここから忙しすぎて、しんどすぎて、ハードすぎて、
かーちゃんの記憶は途切れてしまった。
新しい家は風が強い。大阪に比べて涼しい。
やっぱり関東？　道路を通るバスの音が多少気になる。
以前の家は静かだったなあ。

引っ越しの片付けはまるで小旅行兼キャンプ。
まだまだ段ボールに囲まれていて、3人寝る場所確保が大変。
サバイバルではなく屋根はあるけれど、うらぶれていて
今日のグーグルロゴのようにロマンチックな雰囲気にはほど遠い。