出かけられない
何故、外に出るのが、街中に出向くのが好きだったのか、
それが思い出せないくらい、連休の予定が立てられない。
休みが近づいてくる、その感覚だけがひりひりと嬉しい。
美術展、美術館、行きたいとところ、見たいものはあるけれど、
何だか遠くにあって手が届きそうにない、そんな感覚。
10月が終わる。連休がある。
勉強会は楽しい。
けれども、出かけるのは億劫。
そんな自分の毎日が、読書の秋につながらない。
芸術の秋につながらない、
音楽の秋にもつながらない。
食欲の秋にも。
出かけて、新しい店、なじみの店、目新しい場所、
探検、ぶらぶら歩く。
新酒、新米、蔵開き、そんな楽しみはどこへ?
とにかく、やっとの思いで出かけ、仕事をして、
頭がうまく回らない中、何とか、帰宅、
倒れこむように、眠る。
連休の予定が立てられない。
行きたいところ、見たいものの場所へ行く気力が、
モチベーションが、うまく探せない。
娘と秋の紅葉を楽しみたい、芸術の秋を満喫したい、
その気持ちはあるけれど、なぜか、
出歩いている自分を想定できない。
そんな神無月の最後の火曜日。
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