朝の夢二つ
おはようございます。連休明けの夢見が妙です。
昨日は木原敏江(漫画家)に会いに行こうと東京を彷徨う私がいました。
今朝はルツェルンからモスクワに行こうとしていました。
各駅の電車に乗って。その間一駅しかない。
一足飛びに日帰りで娘とスイスからロシアへ?
雨で連休後半出かけなかったから?
木原敏江氏は中学から現在に至るまで私の好きな、
そう、敬愛する漫画家の一人。
詩的な文章、叙情性溢れる物語。
どれほど思春期に影響されたことか。
齢天命を知る時期を過ぎてなお、木原氏の新作を待ち焦がれる日々。
されど、もう長期連載はされないそう。
単発でもいいから・・・と思いつつも、なかなかお目に掛からない。
というか、今時のマンガの作風、絵柄からすると、
発表する場がない、というのが実情かも知れない。
今の仕事に就いたのも、多少なりとも、氏の作品に影響されてのこと。
新作が出て欲しいと思いつつ、
5年前に出たコミックスを枕元に置いているせいか。
それも式子内親王が真実の恋を求めて冥界より戻って、
言霊を解する青年法師に取り憑くという、
奇妙奇天烈な内容ではあるが、切なく楽しい物語なのだ。
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ルツェルンはスイスの名勝地。何度か訪れた美しい町だ。
しかし、ここから電車の旅をしたことはない。
記憶に間違いがない限り、チューリヒからマイエンフェルトまで、
アルプスの少女ハイジの故郷を尋ねて、電車に乗ったことはある。
クララとは逆に、マイエンフェルトからラガツまで歩いた。
さすがに温泉には入らなかったが。
何故、この時期にルツェルン? 今になって?
もう欧州には15年も出向いていない。
つまり新婚旅行以来、彼の地を踏んだことはない。
20代から30代に掛けて、あちらこちらを飛び回った楽しい時期、
もしかしてその頃の記憶が? いや、しかし、モスクワに出向いたのは、
それは、ポーランドはワルシャワから飛行機で出向いた。
列車の旅ではない。なのに、何故?
私の知っているモスクワは、ソ連時代のモスクワ。
ロシア時代になってからは知らないのだ。なのに?
少し不安になる。
私が夢の中で大移動している時は、ちょっと体調が悪い。
からだが思うように動かない時に限って、壮大な旅行、旅、
冒険、ありもしないプランで、超人的な体力で、
決して出来ないことをほいほいとやってのけている。
例えば、家から隣の県まで高速道路をバイクや自転車で走る等、
どこの特撮映画、ロードムービーだと思えるくらい。
入院中などは、氷河の上を走ったり、家を引っ張っていたり。
さすがに子供の頃のように空を飛ぶ夢はないが、
活動的な夢、かつ、なかなか忘れられない夢を見る時は、
体に不安がある時の方が多いので気がかりになる。
「動けない」「動きたかった」ことの残留思念が、
某かの過去の記憶を頼りに、何かをきっかけにして、
妄想レベルの脳内活動を行っている。
そんな気がしてならない。
さて、今週連休明けの週。
休みが終わってから、もっと遊びたかったという、
単にそれだけの、
無意識からの欲求不満の余韻だけであればいいのだが。
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