めじろ？　うぐいす？

職場の３階のとある一角、みんなが窓から外を見ている。
一体何が？　私も野次馬になって窓際へ。
かわいい小鳥２羽、木の枝を行ったりきたり。
見たことがないのでわからない、色もはっきりしない。
ちょうど枯れ枝が保護色のようでいて、うーん、ちょっと薄緑がかっているような。
　

「うぐいすだ、うぐいす」誰かが叫ぶ。「えー。うぐいす？」「ほんと？」
ちょっとした騒ぎ。この季節に鶯ねえ・・・。確かにそう言われてみれば、
そんな気がしないでもないけれど、そうかなあ？
でも、みんな楽しそう。仕事中ってことを忘れているでしょ？
でも、こんな時間があってもいいかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
別室へ。この出来事を話すと、一人の男性が冷静に答える。
「この時期に見られるのは殆どの場合、めじろだよ。」
うーん、確かにそう言われてみればそうかもしれない。
でも、目の周りが白かったかどうかまでは見えなかったからわからない。
けれど、どっちでもいい。鶯でも目白でも。