森が海を、海が森を守る

国連森林フォーラムが２０１１年の国際森林年を記念してその名の賞を創設。
森林の保全に取り組んだ功績をたたえようというもので、
その第１回受賞者に宮城県気仙沼市のカキ養殖家畠山重篤さんが選ばれた。
そう、畠山さん！　私がブログを書き始めた頃、いくつか食いしんぼ記事として、
牡蠣祭りに出向いた記事（春は海のミルクから）
それにコメント「自分もブログを解説しました」を下さったのが畠山さんだった。

それから牡蠣の記事は幾つか連ねた。相生の牡蠣祭り、
先日の牡蠣食べ放題の記事、美味しい牡蠣は豊かな海の贈り物。
食いしんぼの私が、故郷の牡蠣を鳴門で食べられると知り、
それから１０年以上が過ぎ、ブログで知り、震災が起こり、
そして・・・「森は海の、海は森の恋人」だったはずが・・・。

震災後、遥かなる本籍地（県人２世からすれば）、宮城が震災で難渋し、
牡蠣の養殖も大変なことになっているのは知っていた。
畠山さんは、母親も養殖施設も失い、公私共々打撃を受けてもくじけなかった。
海を守る森、海に豊かな恵みをもたらす森の再生と維持のために植林を続けた。
梓弓真弓の梓の木を、自分の船の名の梓の木を震災後も植え続けた。

海の人が森を守る、フォレストヒーローズに選ばれた。
おめでとう！　畠山さん！
第１回受賞者、宮城県気仙沼市のカキ養殖家畠山重篤さん、おめでとう！
畠山さんのブログはこちらです。
「リアスの海辺から〜カキじいさんのつぶやき」

単なる食いしんぼではなく、エコに、自然に、震災からの復興に、
少しでも興味のある方、どうぞ、ご覧ください！
「森は海の恋人」
・・・仕事関係で落ち込んでいたけれど、やっぱり嬉しいこのニュース。
ほんの少し、ほんの少しだけでも繋がっていられる思い。
といっても、自分が具体的に動けている部分は僅かなんだけれど。

仕事と家の事で汲々としているけれど、それでも、
ほんの少し心の霧が晴れたような思いがする。
一昨日の読売寸評の記事にやっと気づいた今日。