私という欠片（かけら）

締め切りに追われているので、車内BGMを頼りに職場へ。
キリエ・エレイソン・キリエ、オー・タンネンバウム、
グローリア、聖堂とは言い難い頭蓋骨の中を、
脳内麻薬、いや、脳内音楽がエンドレスに唱和する。
一番のお気に入りは、JESUS CHRIST SUPER STAR･･･
Everything's Alright･･･疲れている時にはこう言ってもらいたい。
「思い悩まないで、全てはうまくいっているから」

しかし、自分がさくさくと動かなければ、
物事は勝手に動いてはくれないし、処理は出来ない。

ジーザス・クライスト・スーパースター ― オリジナル・サウンドトラック

12月12日は、家人の服薬が始まった日だ。
体調が安定するまでの半年間、
順調に生活できるようになったその後、
安心した途端、自分がダウン。
それでも、実り多き1年。
バーチャルだとけなされようと、
居ながらにして、様々な世界を覗き見して
見聞を広げられる（と思いこんでいるだけなのかな）
今までにない関係の中に自分を見出す。

一見さんや、通りすがりの、ちょっとした、意外な、
慎ましやかな気遣いのあるお付き合いだったりする、
不思議な、今までに無い新しい世界を覗き見しながら、
･･･生活している。もっとも、「慣れ」や「飽き」がいつか来れば、
この関係性も目新しさが薄れ、寂しいけれども、
マンネリ化するのかもしれない･･･。（マイナーな発想）
　　　　　　　　　　　　　

それでも、今、私の狭い世界は狭いノートパソコンから、
別世界に繋がる。不思議な蜘蛛の巣に、
引っ掛かった生き物、木の葉、小枝･･･。人の思い、人の生活。
その人の言葉に、写真に、驚きと喜びとを与えられながら、
自分の付き合いの狭い世界を補おうとする。
どこにも出かけられぬ不満を解消しようとする。

ふらふらとほっつき歩きたい。雑談したい。
ふたことみこと、言葉を交わしたい、人恋しさを、
雨の日は募らせる。仕事の片隅で、見た事のない人を見、
行ったことの無い（行ったことのある、これから行きたい）
景色に心を奪われ、液晶画面の中で自分が一瞬砕かれ、
一旦吸収され、別の色を帯びて、再構成される。
そして、そこへ行ってきた気分になり
貼り付けられる。

私はコラージュ。自分自身を記憶の中で、
言葉の中で、音楽の中で、切り貼りする。
私は自分の想いを投影して、再構成する存在。
私は画面を舞台に、一時の旅にでる。
目深に帽子を被り、在るか無きかの香りでさえも
モザイク模様の自分の欠片として、
「アイデンティティ」とやらの、パズルにする。
当てはめる。分解する。再構成する。

クリスマス・リミックス

リミックス・モリコーネ

布団で体を横にしない日が続く。毎日うたた寝。
仕事は片付かない。月曜までが勝負どころ。
仕上げて制限時間内にパソコンに打ち込めるか否か。
いや、「否か」はない。そんな事したら首が飛んでしまう。

この期間、仕事をしていると、とても疲れる。
肩はバリバリ。目はカラカラ。腰はずきずき。背中はバキバキ。
頼みの鍼灸院に行く時間も無い･･･。岩盤浴も未体験。
１度行ってみたいなあと思いながら、仕事仕事。

　　　　　　　　　　
休憩時に雑談しながら、愕然。嘘か誠か･･･。
この不況で１年間の手取りが、５０万減。これは痛すぎる。
自分の時間やエネルギーを切り売りして、収入源（減！）
因果な仕事だなあ。
「その仕事が、自分に自尊心を与えてくれるかどうか」と
と問われたら、今の職場では難しいかもしれない。

ただ、こういう言い方も出来る。
今できることを全うできなくて、別のことはできないと。
だから、欲張って頑張っているのだが。
自分が引き裂かれていくのが、よくわかる。
特に仕事が忙しい時は･･･。
自分を肯定するのは、開き直りで済まないから難しい。

いとしのレイラ (リミックス・ヴァージョン）

リミックス2000