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初マンモグラフィー体験

本日は貴重な職免。検診日だからね、それも婦人科検診。
職場で申し込めるのはいいけれど、申し込んだのは半年以上前・・・。
おまけに片道2時間の指定病院。ちょっとした小旅行だ。
むろん、補助金を蹴って地元で受ければいいのだろうけれど、
私はそれなりに職免を堪能しよう! と思っている。


実は、出産以外に骨折と帯状疱疹以外で入院したことがない私。
それが、去年憩室炎で入院した。(顛末はこちら
というか、今の職場に転勤して3年間の故障と来たら・・・。
むろん、年齢的なものもあるのかもしれない。
ということで、この歳になって(やっと?)職員検診以外に、
職免を使って検診を受けるようになったのだ。


ちなみに職員検診で見つかった胃の症状に関して、
胃カメラ精検は職免ではなくて、出張扱いである。
どうしてなのか、よくわからないが。
とにかく片道2時間もかかる指定病院に行く羽目になったのは、
マンモグラフィーを希望したからに他ならない。


仕事柄、この近隣の放射線技師育成機関に見学に行って
実習用のマンモグラフィーを見せて貰い、
女性の技師育成に力を入れている云々の話を聞かされ、
同じ職場の先輩から「体験談(めっちゃ痛いのよー)」を聞いていたので、
これはやっぱり体験してみなくては! と思っていた。


さて、はっきり言って行政地区の境目、北部T市T病院。
(誤解しそうになるけれど、市立病院ではない)
かつて医専があっただけに、病院・クリニックは多い土地柄。
建て増し建て増しで複雑な様相を呈する大病院での、検診はいかに。

Hot Flash

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まず、駅から迷った。デパートの陰で建物が見えない。
おまけに駅に向かって看板は出ているけれど、これ裏口。
病棟を受付まで突っ切る。これが結構な距離だ。
実は先輩から予約時間に関係なく、受付順受診で一般と同じ扱いと
予め聞いていたので、少々早めに受付にやってきたのだった。
ここの呼び出しは「さま扱い」なので、ちょっと違和感。
苦手、「さま」呼び出し。あ、ここまだナースキャップ有りだ・・・。


外科で受付。それから指示票持って放射線科へ。
この時点で、また病棟を端から端へ。
やっとこさ、期待?のマンモグラフィー
受付にはお雛様模様のかわいい飾り。技師さん女性で良かった。
でも、無茶苦茶冷たいビジネス口調で
「検査のためには痛さを我慢してください。
 なるべく薄くしないときれいな画像が取れないので、
痛いのは我慢して頂く必要があります。基本4枚。
 写りが悪ければそれ以上の撮影もあります」と繰り返す。
・・・、もっと柔らかい雰囲気でお願いしたい。
これじゃ、笑っていないマニュアルマクドのねーちゃんよりも怖い。


基本4枚、簡単に言うと縦横。そうだね、痛さはお産に比べれば
どうってことないけれど、「でこぱっちん」や「しっぺ」並みに痛い。
薄くするために無理やり形を整えて板の間に挟み込まれるので、
技師さんが「モノ扱い」で触らざるを得ないおっぱい。
もう、オバサンだから許せるけれど、20代前半までだったら
ショックの余り泣いちゃいそう。痛さと恥ずかしさで。
・・・結局プラス1枚撮りました。


フィルム持って外科へ。しばらくすると、別の人が、
「じゃあ、今から放射線科へ行って下さいね」???
「あのう、もう撮り終わって渡したんですけれど・・・」
始まったよ、まただ。前回別の病院でも検査データが無くなったけれど
ここもか? 幸いでっかい封筒に入っているフィルムだから、
すぐに出てきたけれど、外科の受付・・・。おまけに、
「時間がかかるから別の所へ先に行って下さい」って、
人間ドックと間違えているのでは? 
ここを終わらないと、産婦人科に行けないんですけれど・・・。


本来二人いるはずの担当医が、一人お休みで混乱? している外科。
悪い時に来ちゃったかな? と心配していると、すぐに呼び出し。
恐れ多くも副院長先生、ソフトで優しく検診。2分半。
また病棟の端まで歩いて、ゼーハー、産婦人科。思わず血圧を測った。
若い女医さんのソフト!な検診。その後も血圧を測った。
ちなみに、女医さんに内診して貰ったのも初体験。
産婦人科到着直後 血圧max144 min93 脈拍88
産婦人科受診直後 血圧max129 min77 脈拍76


産婦人科の待合室には、「看護師の職場復帰支援研修」のポスター。
定員20名。・・・うん、この病院は大きい。
廊下の表を見ても、内22 外6 精3 神1 小児13 呼外1 心臓外1
皮膚3 整形6 小児外4 泌尿2 産婦8 脳外2 眼3 耳鼻2
放2 麻酔3 病理1 凄い・・・。医員のみの表示、27名。
おまけに殆ど女性の産婦人科医の病院って、初めてお目にかかった。
久々に大都会で迷子になった気分。更に看護師・事務職員。
大所帯だなあ。自分の職場なんか比べ物にならない。


初体験マンモグラフィー
どういうものか一応知っていて、体験談も聞いて行ったからOK。
何も知らないと怖いだろうなあ、何をされるのーって感じで。
怖がらせるつもりは無くても、
どんな検査か知っていないと「侵襲性」は高い。
(と言ってもちょっとしたショックですが・・・
 他にはもっと色んな検査がある訳ですから)


正直、男性の技師さんでなくて、(ごめんね、気持ちの問題)
本当に良かったです、私としては。
痛さと触れられ方の問題かなあ・・・。
狭所恐怖症だったら、あの小さな部屋で、あの灰色の冷たい機械と
抱き合っているのはもっと嫌だったかも・・・。
むろん、ピンク色なら許せるかという問題でもない。


一方、外科の触診はどうってこと無かったのですが・・・。
実にニュートラルでした。
何れにせよ、たかが「検診」と言われればそれまでです、が。
何回も外科の触診は経験していますが、嫌な思いをしたことは
全くない。(幸いなことに)さすがです。


あとは、産婦人科では懐かしい胎児の心音が聞けたのが嬉しかった。
マタニティではなくて、普通の服の大きめサイズを着ている人が多い。
時代かな、ま、チュニックスタイル・ロングカーディガン流行のせいか。
・・・お腹の大きい人を見て祝福する気持ちと羨ましい気持ちと
正直複雑な思いもあるけれど、やっぱり懐かしさが一番だというのは
自分が納得できたお産の経験があるからだろう。ありがたい事だ。


ラッキーなことに、先輩の助言のおかげでお昼前に検査終了。
よって、職免の醍醐味はこれから。