Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

水泳教室つれづれ

微妙な天気が続く。娘は本日、水泳教室月1回のテストの日。
2度目の挑戦で、めでたくレベル25。
平泳ぎ50メートルクリア。もちろん、ターン付き。
ドルフィンからオルカに進級した。凄いもんだ。
室内プールなので、雨も風も関係なく泳げる恩恵。
本当に時代が変わったんだなあと、
1年中泳いでいる娘に何となく、しみじみ。
今の私は50メートル泳げないかも。
浜育ちなのに、きっと体力が持たない、かも。


娘とスイミングとのご縁は深い。
何といっても、私と娘は一心同体で泳いでいたから。
そう、妊娠中のマタニティスイミングの時期から。
そして、生後5ヶ月からはベビースイミングに通い、
仕事に復帰後も、1年に1ヶ月はベビースイミングの時期を取り、
保育園の年少さんになってからの水泳教室に繋いだ。


40年前、臨海工業地帯として埋め立てられてしまった、
大阪湾の南部の海の最後の時代を知っている、
浜育ちの私としては「泳ぐ」ことに郷愁がある。
砂浜の感触も、松林を渡る風もなくなって既に久しい。
故に、水に飛び込み、水しぶきを楽しみ、
或いは潜ってぼんやりした視界を味わい、体を浮かせ、漂わせ
何ともいえぬ浮遊感に浸るひと時に、強い憧れを持っている。

オールカラー版 DVD付き 基礎からマスター 水泳

オールカラー版 DVD付き 基礎からマスター 水泳

ゼロからの快適スイミング ゆっくり長く泳ぎたい!―もっと基本編 (Gakken sports books)

ゼロからの快適スイミング ゆっくり長く泳ぎたい!―もっと基本編 (Gakken sports books)


思えば丸高、超高年齢出産の私は何とか体力を維持しようと、
週1回のマタニティスイミングに通った。
仕事中に時間休を取り、泳ぎに行き、戻ってきて仕事。
だって、マタニティスイミングは妊婦の安定した時間帯に行うから
大体がお昼前後。ついでに簡単なマタニティビクスもある。
振り返ると我ながら頑張ったなあと思う。
なるべく自然出産すべく体力を維持しておきたい一心で、
ハードなスケジュールをこなしていた。


9月半ばの予定日の為に、安定期に入った5月から通った。
職場では誰一人妊婦などいやしない。
平均年齢が40代半ばの職場。
だから、マタニティスイミングで会うお母さん予備軍は、
ある意味、大きなお腹のご同輩、心強い味方である。
血圧・脈拍・体重、チェックの上水泳を行う。
もちろん保健師さんに相談もできる。
仕事の合間、定期健診以外に毎週相談できる心強さ。


思えば梅雨時の蒸し暑い時期、大きなお腹を抱えて、
せっせせっせと泳ぎに通った6・7・8・9月。
私の水泳教室は、あの時期が最高に楽しかったなあ。
色んな器具も使ったし、音楽に合わせて踊ったし、
呼吸法習得も兼ねて、水中座禅でいきむ練習も。
水中座禅で息を止めているのが、出産の時に役に立った。
何より水の中は重い体が軽くなって、楽しいもの!


というよりも、出産までにできるだけ色んなことに
チャレンジしたよという自信が、超高齢出産でも、
予定日より2週間遅れていても、促進剤がなかなか効かなくても、
産道が硬くてなかなか開かなくても「大丈夫」、
「どうにかなる」という気持ちを支えてくれていた。
それは、確かにあるといえばある・・・。
まあ、(妊娠期間中)お母さん頑張ったもん!
という、ささやかな自覚だけれど。


娘の泳いでいる姿を、この頃見ることは少なくなった。
保育園の時のようにずっと付き添っていなくても、自分で着替え、
髪を乾かし、終わる頃にお迎えでも大丈夫になってきている。
仕事を抜けなくても、土曜日を潰さなくてもいいのは助かる。
娘はぐんぐん大きくなる。泳いで、学んで、食べて、眠って、遊んで。
そんな今日、梅雨の晴れ間、朝の雨は上がって空が眩しい。
庭のカンナ、紫陽花、ゼラニウム、くちなし。
カエルの歌が聞こえる夕べ、初夏の風が心地よい。

Water Baby

Water Baby

水のヒーリング―水の本質を知り、人体とのバランスと健康に活かす (ガイアブックシリーズ)

水のヒーリング―水の本質を知り、人体とのバランスと健康に活かす (ガイアブックシリーズ)