Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

納豆汁で意気消沈

私は我侭な妻である。それが休日の夜であろうが、
娘と夕食を託して、自分の勉強会へ行ってしまう。
が、しかし、毎週毎日行くわけではない。
昨夜も味噌汁ぐらい作れるだろうと、家人に頼んだ。
ついでに味噌も切れたので、買ってくれるように頼んだ。


昨日の夜、疲れて帰宅したら納豆汁が異臭を放っていた。
副鼻腔炎の私が耐えられないほどの臭い。
おまけに具が無い。ドドメ色、味も変。
言わせて貰うが、私は納豆は嫌いではない。
ただし、毎朝常食するほどの納豆好きではない。
成人後、普通に食べられるようになった口である。


東北人の両親の元、自宅で納豆を食べたことはあっても、
納豆汁を振舞われたことは無い。よって、私は納豆汁を作らない。
作り方は知っているが、作らない。
昔、とある小説、家出・同棲中の少女が納豆汁に入れるための
青葱を刻んでいる描写が生々しくて、余計に納豆汁が嫌いである。


食わず嫌いだと笑いたい人は笑うがいい。
私にとって納豆は、熱々のご飯に掛けて食べるものであり、
まかり間違っても汁物の具材にはなり得ない。
ちなみに味噌汁を愛する私は、汁が茶色一色という状態も嫌いだ。
白い豆腐、根深の葱の白、緑鮮やかな小口切りの葱、
甘味を添える薩摩芋・里芋・長芋、人参、玉葱、薬味の冥加、紫蘇、
とにかく、具沢山の味噌汁が好きだ。
とにかく、彩りと香りのバランス良く、汁物を食したいのだ。

おいしい具沢山の味噌汁 (マーブルブックス)

おいしい具沢山の味噌汁 (マーブルブックス)

毎日のみそ汁100

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夕食のおかずに作り置きのハンバーグと
トマト・きゅうり・コロッケの付けあわせまでは指示通り。
何を思ったのか、家人が買ってきていた味噌が、だし入りの味噌。
許せん、これは。辛口だろうが甘口だろうが、
だし入りを謳っている味噌が、美味しい試しは無いのだ。
家人は「だし入り」味噌を過信して、
だしを取らずに味噌汁を作る、という暴挙に出ている。
アホである。


おまけに、刻まないまま放り込まれた納豆。
豆の現状をそのまま残している不細工さ。
後は豆腐のみ。野菜も薬味も無い、淀んだ茶色の異臭の納豆汁。
正直言って、今まで私が食べさせたことが無いものを、
私に得意気に食べさせようとすることに、
涙がこぼれそうになるほど情けなくなった。


いつもは多少のことにも目をつぶれるし、我慢もできる。
お互い様だから。でも、今日の納豆汁だけは許せない。
はっきり不味いと表明。
味噌を買っておいてねと頼む時に、銘柄まで指定しなければ
買い物はできないのだろうかとがっくりもし、
それしか買わずに帰って来ている事にもがっくりとし。
(余計なものを買わないという美徳と見るべきか)
買い物を頼んだ私が馬鹿だったとがっくりし。
所詮、美味しく食べようと工夫する回路が頭に無くて、
あるものでそのまま食べようとしている人間に
期待してはいけないのだと、改めて悟った次第。


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傷つくならば、それは「愛」ではない

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部屋を片付ければ、今日の新聞まで読まないうちにまとめて出す。
新聞を取っていても、読まずに出勤する。
平日の仕事内容に口出しはしないが、わからない、家人の日常。
新しい知識や技術を、どこから吸収しているのか、
じっくり腰を据えて、何かを調べ、読み通すということはあるのか。


平日は離れて暮らしているから、干渉はしたくない。
が、昨日の納豆汁には思い切り、打ちのめされた。
外で食べて帰ってくるんだったと思った。
いや、そちら様も、この我侭な妻に言いたいことは
・・・幾千万言あるだろう。
ただ、あなたには一人で自由な時間はあるはず。


人生の理不尽さを思う。1週間ぶりに来るといつも、
風呂場やキッチン、トイレのカビは汚れを落とすのは私。
まあ、それもいい。良くないが、仕方ない。
今更言っても、全くもう、始まらないのだ。
気にならない人なのだ。男性はみんなそうだとは限らないが、
こういう掃除は自分ではしないのだろう。
私が山積みの書類や本が、気にならないのと同様。


と言うわけで、神社に夏越の祓えに行きたいと思いつつダウン。
だし入り味噌だけの、だし抜き納豆汁に打ちのめされ。
単なる斜め読みだけで、何も記憶・理解していない娘の読書や、
連日宿題を忘れ、注意力散漫になっていく、娘の学習状態、
書けない解けない状態に打ちのめされ、
(親が付きっ切りで勉強見てくれた記憶なんて、
 私にも無いんだけれど・・・)
改めて、こんなにもできないんだとがっくり。
(今、娘が解いているのは1年生のドリル)


いや、人生思い通りになるなんて期待する方がアホ。
親ばかで娘を欲目で見たとて、できていないものはできてない。


気抜けして、翌日の今日、丸1日棒に振りました。
ああ、何もやる気がなくのんびりしたいだけの連中。
色々経験させすぎるのが悪いんだよと、家人に主張されると、
もうどこに行く気も、何をする気も失せる。
土日、宿題も見られないままで過ごして?


かーちゃんは、もう、やってられない。
経験しろよ、させろよ、家の中でも、何事も。
やることは沢山ある。本やテレビばかり見てないで。
何かを、どこででも、一緒に経験しろよ。
というわけで、図書館禁止令。
新しい本は借りません。
かーちゃんは、一人で何役もできない。
かーちゃんは、納豆汁一杯で・・・プチ家出したくなる。
それほど切れそうです。
疲れているのかも、知れません。


味噌は一回で使い切れない。
家人は、よりにもよって大きなサイズを買ってきていた。
これから、不味い味噌をキッチンに見るたびに
トラウマになりそう。さりとて・・・
1日しか使っていないものを捨てる勇気も無い。
アホだ、私は。
きっと心の中もこんな状態。捨てられないものが多すぎる。
ああ、何もかも捨ててしまいたい。

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