Festina Lente2

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保護者懇談

年末に必要な書類をほぼ完成させ、頭の中が空っぽになりかけ・・・
はっと気が付けば、来年の予定のための書類作成に追われ、
何だかエンドレスな仕事。いや、だから予定に追われて、
仕事をこなすからそうなる。自分から仕事を追っかけろ! いや、
そんなに熱くなる年齢じゃないですね、実際。


点検、打ち合わせ、提出。一休みしようかと思っていると、
明日の会議には○○の件は間に合わないですよねと、
いきなり振られる。え? 明日欲しかったの? 
仕方ない、今から間に合わせますがって・・・。
何もかも一から十まで、任せているのではなくて、
単に丸投げしている彼に対して、私はどう対抗すれば・・・。


そんなこんなで悩ましい午後。食後の休憩時に室長の会話。
ああ、今年もあと少しだなあ。はいはい、それで。
今年は石が8個で済んだけれど、去年は6個だったから、
来年増えないようにしないとなあって、それはあの、
例の、痛くてたまらんから早退するって言っていた、
例の例の、石ですか? ・・・そんなに出るものなの、毎年。


連日勤務からの引き上げは最終組。今日は、そうはならじ。
娘から念を押されている。先生から10分にして下さいねって、
お母さん、わかっている? はいはい、わかってる。
2学期の保護者懇談。何を言われるのか、憂鬱です。
あれもこれも、気になることはいっぱい。

保護者会で使えるエンカウンター・エクササイズ―親同士・親と先生が仲良くなれる

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幸せになる教育―子どもも親も先生も校長も

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「お先に失礼します」1年のうち、どれくらい言えるだろう。
いつもみんなを見送り、殆ど部屋を閉めているのは私。
逆に開けることは殆ど無い。いつもぎりぎりにタイムカード。
早起きはしているけれど、一番乗りは出来ない。
娘を見送ってから、出勤する。
お帰りは絶対言ってあげられないから、
言ってらっしゃいだけは、なるべく言って見送りたい。


しかし、今日は「お先に失礼します」何といっても、
16:30から保護者懇談。・・・憂鬱だ。何を言われるか。
結果から先に報告すると、1学期よりはまし。
お互い、お互いを学んだ結果。
1学期と注意されている内容は変わらず。
それにしても、どうして懇談って自分のことばかり
言われている気分になるのだろう。


娘の話を聞いているはずなのに、一事が万事、
自分の至らなさの結果ばかりを聞かされている気分になる。
世間の母親はみんなそうなのだろうか。
勿論先生は褒めるべき所を探して、褒めてはくれているのだが、
何だか嬉しいというよりも、素直に喜べない自分がいる。
娘に対しても素直に喜べていないのか。単なる親の欲目なのか。
不安ばかりが増してくる。


おそらく、小学校で見せている娘の姿と自分が知っている娘、
そのギャップ、違いを知る事が怖いのか、抵抗があるのか。
自分という、母親というフィルターを通してではなく、
他人の、担任の目を通して語られる娘像に対して、
二重に身構えている自分がいることを意識する。
二重、いや、何重にも。


先生から語られる娘の生活、そのプラス面はささやかな喜び。
マイナスは、自分にまで伸びてくるマイナス。
母親の育て方、育児面でのマイナス、生活運営面でのマイナス、
全てにおいてのマイナスの評価に拡大される。
自分が至らないという事が、直接間接どのような影響を
我が子に与えてしまっているか・・・。


最も大きく直接的な、本日の影響。
今日は懇談日だから、午後から授業はカット。
勿論学童はあるので、娘はそこで過ごす。
・・・そう、給食が無い。忘れていました、お弁当作り。
娘はテレフォンカードを借りて、祖父母に電話したらしい。
全く・・・、トンでもかーちゃんです。我ながら情け無い。


間接的に言えば、娘の生活態度、行動パターンは、
似て欲しい所は似てなくて、似て欲しくない所ばかり似ていること。
これでこの先、家族を続けていけば、どんな子に?
全く先が思いやられます。懇談ってずっとこんな感じ?
いや、こういうふうに感じてしまうのは、
親の自分の受けとめ方に問題があるはず・・・。


娘から伝言で聞いていた、「10分にしてくださいね」は
気が付けば懇談の最終で、30分以上かかっていたことに。
ああ、担任の先生に申し訳ない。されど、自分自身情け無い。
低学年の親ではなくて、親らしく娘を育てているのではなくて、
娘を単なる自分の同居人にしたてているに過ぎない、
そんな自分の姿が透けて見えてきて、情けない。


ぎりぎりに登校し、ドッヂボールが苦手で、
時間さえあれば、本にばかりしがみついている娘。
何をおいても本、本、
声が綺麗で、朗読の得意な娘。
説明文は得意だけれど、自分の気持ちを出すのは苦手な娘。
授業に退屈して、すぐ本に手が出てしまう娘。
でも、最近流行の軽い薄い本ばかり読んでいる、
これでいいのかと、かーちゃんを不安にさせる娘。


本日も最終です。先生、お疲れ様でした。
されど、かーちゃん稼業に最終は無い。
とっぷりと暮れた17時半、いつもなら職場にいる時間。
早く帰って何を・・・。
結局、食後に図書館に行った私たちって。
図書館を出るのも最終です。本日も最終でした。