歯科治療で暮れて - Festina Lente2

朝起きると不機嫌な娘。プレゼントがないとぶつぶつ。
我が家は1日早く来たんだってば。
でもかわいそうかな、やっぱり。予備で買っていた本と、
ラビットの毛皮のポシェットを上げるとニコニコ。
急いでお弁当を作って学童へ。

職場では年の瀬に色々問題があって、電気系統が故障。
パソコンでこっそり記事もアップできない。
うーむ、困った。真っ暗な中で年末大掃除に向け、プレお片付け。
そんなこんなで昼過ぎになり、急いで電車に乗ったが一本遅い。
予約に遅れちゃう。地下鉄の駅で待っている間、電話を入れると、
予約がキャンセルになっているという。ええ？　どういうこと？

訳もわからず病院へ到着。受付ではコンピューターのミスで。
主治医はいない、というか先生の都合でそうなっているらしいが、
どういうわけよ？　連絡は？　あのもの静かな優しい先生に何があった？
代診の先生も女医さんだった。てきぱき説明てきぱき削って、
あれよあれよと仮歯の調整に入っていくが、主治医の先生より、
仕事が速い分、やや荒くたいというか、何というか。
私の口腔内は、患者さんの口の中というより、作業場って感じ。
あうううう、しみるし、嗽がしたいんですけどぅ・・・。

治療の段階でその人なりの手順はあれど、結果は同じ。
説明が詳しく多い方はいいけれど、そこはそれ一長一短。
優しく何も言わないタイプの先生、有無を言わせないタイプ、
ちゃきちゃき済ませればいいんでしょうタイプ。
できれば、わかりやすくて、ややおっとりで怖くない先生が・・・。

口調だけは優しげだけれど、ブルドーザーみたいな仕事ぶり。
今日の先生はちゃきちゃきタイプ、一気に削ってやるこをやって、
みたいな勢い。説明はあるにはあるのだけれど、初めてだと・・・。
いい年して、お医者さんの前だと言いたい事がなかなか言えない。
こういうことって幾つになったらクリアできるのか、課題だわ。
思う、言う、考える、話す、言ってみる、尋ねてみる、訊いてみる、
みんな似ているようで違うから、何を感じて何が聞きたいか、言いたいか混乱。

放送が入る。駐車場は5時半までとなっております。ええええ？
予約15時、遅れて到着20分。主治医不在で待つ事30分。
代診の先生、私への説明と、治療でもはや2時間。
町医者では考えられない治療です。で、仮歯を作ってもらって、
今の状態から耳鼻咽喉科もしくは再度口腔外科、歯内治療科に
行く事になる可能性大らしい。

でも、治療方針と見通しに関しては今日の先生はわかりやすかったかな。
ちょっとおっかなかったけれどね。そんなこんなで会計に降りると、
閉まりかけていて、出口も閉まっていて、夜間通用門から出る事に。
出入りしているのは、どう見ても職員ばかり。ふぇー。
もはや18時前に。
それにしても、主治医の先生は予約時間を最終日の朝一に振り替えて
一体午後からどこへ？　

熱が出てとか、動けないという患者じゃないからまだしも余裕がある。
でも、附属病院まで片道2時間弱、これがめげる。
世の中には非常事態が沢山あるから、何があったかちょっと心配。
明後日年内最終診察日。よくわからないまま削られてしまった歯。
先生は、この先どうするのだろう？
私の口の中はどうなるのだろう？
話したり食べたりする度に口の中が気になる、これって辛い。
痛くはないけれど、微妙な違和感というか、不安感。
すっぽかされた今日の出来事と相まって、何とも言えないこの感じ。

イエス様生誕の頃、歯の治療はいかなるものだったのか・・・。