Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

墓参りせず

昨夜からの風と雨は半端じゃなく、ちょっとした嵐。
ゆうべ、歯科大附属病院からの帰り、傘はお猪口になり潰れてしまった。
強風でこんな目に合うのは久しぶりだ。「夜来風雨の声」
そのまま土砂降り、雨風は一晩中続き、午前中もひたすら雨。
休日に片付けものでもと思っていたが、何だか湿気っぽくて。


その反動と思えるくらい明るかったのは『ちりとてちん
喜代美のおとーちゃん、若狭塗り箸で総理大臣賞「ものつくり大賞」
正典さんの上機嫌な顔、というか浮かれている顔、笑える。
ビール片手にふらふらしている正平君も。
そしてお祝いに駆けつけた小次郎と奈津子さんの「結婚宣言」に
何を今更の雰囲気が変で笑える。とにかく何だかお彼岸に、
ご先祖様にめでたい報告をする勢いの画面内容。
実際粋な小梅ばあちゃんは、報告していたけれど。


巡ってきた春、精進して精進して認められた塗り箸、
はれて名人の肩書きを手にしたおとーちゃん、
子供の成長、義母の健康、全てに感激するおかーちゃんの涙。
家族の幸せが母親の幸せ、その気持ちに貰い泣き。
このところ、『ちりとてちん』のお陰でで涙腺がもろいわぁ。

NHK連続テレビ小説 ちりとてちん〈上〉

NHK連続テレビ小説 ちりとてちん〈上〉

ちりとてちん 下 (NHK連続テレビ小説)

ちりとてちん 下 (NHK連続テレビ小説)

それにしても朝番組を見終わっても雨はやむ様子も無い。
ちょっとガサゴソしてみたが、娘からも家人からも言われ、
気になっていたけれど、自分ではなかなかうまくできず、
週末は音楽発表会、来週は人前にも立たねばならず、
思い切って髪を染めることに! 
今までは部分的・経済的に自己流ヘアマニキュア。
新年度用に、ちょっ時が早いけれど髪のお手入れ兼ヘアマニキュアを、
専門家にお任せすることに・・・、かなりの出費となりましたが。


人は見た目が9割。もう、若白髪とは・・・言えない。
そう多い方ではないけれど、目立つ場所に増えてくると、
鏡を覗くたびに老け込んだような気がする。
訃報もこたえ、行事が重なるならばと思い立った。
行き付けの美容院は20年近く通っている。
気心は知れているのだが、私は残念ながらお洒落ではない。
年に2、3度しか行かないので、お得意様ではない。


それでも休日にゆっくり食事を作り、
(本日娘のリクエストで人参は煮込んだスープに)
髪のお手入れなんぞにかまけると、平日が祝日、
お休みの日なんだとしみじみしてしまう。
このところ余りの忙しさに殺伐としていたから。
で、娘が質問してくる。
「どうしてお彼岸がお休みなの?」
春分の日だから」
「どうして春分の日がお休み?」
「昼と夜とが同じ長さの日は年に2度しかなくて、特別だから」
「雨でわからないのに」ふふふ、ごもっとも。


とうとう墓参りせず、一日が終わる。
といっても、家に仏壇があるわけでもなく、
関西に祖先の墓があるわけでも無いので、
親戚にゆかりのある菩提寺にお参りに良くのが定番なのだが。
墓参りなしのお彼岸は、ちょっと気が抜ける。
せめてお菓子だけでもと和菓子を買い求めた。


夕食時、NHK「あしたをつかめ」では臨床工学技士だった。
『チーム・バチスタの栄光』上映中、タイムリーな職業紹介。
早朝から始まる病院の朝、準備、
手術中医師以外の人間がどのように関わっているか、
僅か30分に満たない中でコンパクトにまとめられている。
特に心臓手術時の機械操作がクローズアップされていて、
映画や小説の仲のシーンと重なってくる。


ポケモンの裏番組になっていて、娘には文句を言われたけれど、
一緒に『チーム・バチスタの栄光』の映画を見せていたので、
それなりに納得してかーちゃんの番組選択にお付き合い。
ありがとさん。
こんなふうに、春分の日の一日は暮れていったのでした。

NHK あしたをつかめ―平成若者仕事図鑑

NHK あしたをつかめ―平成若者仕事図鑑

臨床検査技師・診療放射線技師・臨床工学技士になるには (なるにはBOOKS)

臨床検査技師・診療放射線技師・臨床工学技士になるには (なるにはBOOKS)