Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

目は口ほどに

ようやく週末に辿り着こうかという、ぎりぎりの金曜日。
体調は絶不調のまま、仕事はえーと本日・・・、
お客さんの相手、会議一つ、書類整理、来週の打ち合わせ、
午後から出張、その合間に駅の銀行で振込み一件と・・・。
雨の出張は気が進まない、体調が悪いと頭も回らない、
何だかよく目が見えない。そう、曇り空の日雨の日は、
頭痛や関節痛以外に、目が見えにくい。強い近視乱視、
連日の作業で疲れ目、気分が悪くて当たり前。
でも、これが日常だもん。


・・・仕事柄、無理をしている時があっても、
いやいや、甘えちゃいかん、仕事だからと打ち消す。
誰でも仕事しているんだからと。当たり前の日常業務だからと。
しかし、今日は見えないなあ・・・。目が痒いだけじゃなく霞む。
傍若無人な輩を相手に会議は難航、ストレスのスイッチは、
アレルギーのツボを押し、顔面神経痛をお供に、
圧痛点、ずいぶん沢山痛い・・・様な気がする、
じゃなくて痛い痛い、だいぶ痛いわと思いつつ、仕事。
・・・危ない、これは変だと、微かに、何かが点滅している。


仕事の上で、意見の食い違いではなく、
議論でもなく、単なる反感や悪意で会議をぶち壊す面々に、
疲れ果てた今週。ターゲットが視界に入ると顔面神経痛。
よほどの痛手を食らっている・・・私。
年甲斐もなく、コントロールが利かない。
聞き流せない、受け流せないまま、週末出張。
出向いた途端、ダウンしました。
ある筈の者が見えず、地図も読み取れず、道もわからず、
通ったことのあるような感じがするだけで、ふわふわする。


もしかしてこれは、相当ヤバイんじゃないでしょうか?

道があるから迷う―読むクスリ〈33〉 (文春文庫)

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リーダーシップの旅  見えないものを見る (光文社新書)

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水曜、宿泊人間ドックの結果にちょいとがっくり。
Cが年々増えていく。経過観察、のうちはいいとでも?
実は昨日木曜、久しぶりに鍼灸院に行った。
母の通院付き添いを終え、時間を作り、診てもらったら
・・・先生に叱られた。
「なんでこんなになるまで放っておいた?」
いや、別に放っておいたわけではないけれど・・・。
年度末年度初めで忙しかっただけで、土日来れないし。
まだ、大丈夫だと思っていたし・・・。


「体温は低い、体が冷えている。血が回ってない。
 ホルモンも出てない、唾液も出てない、水毒だ、
 油も溜まっている、下半身への影響が大きい、
 こんなに寝ていない頭だったら仕事にならんだろう。
 痛いということもわからんくらい、麻痺してる。
 うんぬんかんぬん」一杯言われた。


いや、鍼は痛くない。指で軽く押されただけで、
体中があんなに痛いとは・・・。叫びました。
痛い痛い痛い、せんせー、痛いです。
「痛くて当たり前。体が突っ張っている。」
で、「疲れがわかるようにしてやる」と言われ…。
翌日、今日。「疲れがわかる体」とは、
ストレスをよーく実感できる体のようで、
目が良く見えない。探し物が見つからない。
読めない。何だか意味がよくわからない。


最終的に道がわからないような、ふわふわした気分に。
吐き気のあるような、めまいのするような気分の悪さ。
とりあえず、一端帰宅。出先と上司に連絡。
少し休憩、本日扱いの入金を済ませに15時ぎりぎりに銀行。
帰りに念のために眼鏡屋で視力を図ると、
特に悪くなっているわけではない。
老眼のせいではないようだ・・・。見えないのは。
見る気力が失せたか、見たくないか。


2度目の帰宅。海老とホタテでカレーを作る。
娘は大喜びで手伝う。「おかーさん、今日は早いね」
ダウンして帰宅したかーーちゃん。上司から電話が来る。
ああ、新年度早々の挫折か。
ちりとてちん最終週のビデオを見ながら、
過去のドラマとして色褪せた感動を手繰り寄せる。


両足が痛くて、立っているのが嫌。
立つのが辛いか。・・・見たくはないか。
目は口ほどに物を言い、弱い心は立つのを拒む。
「気にしたら負け」と言い聞かせても、
体が付いていかない。
上るのがしんどい階段、見つからない免許証、迷った道、
そして、眠るのが難しい夜。
きつい年度初め。難しい自己管理。

天と地―肉眼で見えないもの

天と地―肉眼で見えないもの