Festina Lente2

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寒い小3の運動会

どうしてこんなに冷え込んだのか、余りに寒い。
温暖化現象で暑いのは驚かないが、寒いのはちょっと・・・。
北国の人には驚かれそうだが、本日久しぶりに掛け布団を出した。
連日、日中30度近くあって当たり前。この時期、掛け布団、
毛布、長袖なんて・・・。そういう毎日だったのに。
というわけで、熱く燃え上がるはずの今日、
テンションの低いレポートになってしまった。


運動会の朝、どんよりと曇り空。暑さに慣れた体には、
心地良いはずの20度前後の気温がとても寒く感じられる。
元気よく飛び出していった娘に上着を持たせてよかった。
お弁当を作って小学校に到着してみれば、人・人・人。
半袖の人は殆どいない。やっぱりなあ・・・。
寒がりの私のせいではなくて、本当に寒いのだ。


家人は風邪を引いたと薬を飲む始末。
タオルケットだけでは寒い。毛布で長袖パジャマが必要。
でも、この時期に? 大阪でこの時期に?
娘を産んだ後も暑すぎるくらい長く続く残暑の日々だったのが、
今年は一体? まあ、良い方に考えれば炎天下で
運動会を見学するよりまし。日にも余り焼けないし。
のんびり構えていたら、突然校内放送。
「気温が下がってきました。寒い人は長袖を着ましょう。
 足を冷やさないように注意しましょう」
こんな運動会の校内放送、生まれて初めて聞く。


やっぱり小学校1年生はかわいい。
6年生ぐらいになると、縦にも横にも体格にとても差がある。
びっくりするのは、障害児も普通に一緒に学ぶのが当節当たり前。
車椅子ならぬ車の着いた机を、4人がかりで運び、リレー競技に参加させている。
自分が経験したことのない運動会の光景、その様子に正直やはり驚く。
ここまでこだわる「みんなと同じ」が、本当にいいことなのか。
あんな勢いで引っ張りまわして、うつ伏せに座った児童本人の体は
大丈夫なのだろうかと、実情がわからない人間は不安になる。


これが平等に受ける教育、みんなで参加することに意義のある行事、
教育的な配慮なのだろうか。でも、本人が望まない事、
医療面で無理がある事をするはずがないのだから、と思いつつ、
はらはらドキドキしてしまう。
五体満足に見えていても、目に見えない障害があるように、
運動不可な場合もあるわけで、競技参加を無理強いできないように、
この場合も、そこまでして競技に参加することに意義があるのか。
私自身の考えが古いのかもしれないが、支援学校とは異なる普通の学校での
この光景を目の当たりにすると、色々考えさせられる。

運動会を楽しくする方法100

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カンタン楽しい!運動会種目77

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競技は進んで団体演技、徒競争、低学年、中学年のリレーで昼食。
いわゆるマスゲームは、服装は勿論、一糸乱れぬ統一性・リズム、動き。
自分が受けてきた教育を中心に見るから、ばらばらな靴下や体操服に驚く。
運動会でも白いソックスなんて履かないんだね、当節。
低学年のリレーはバトンじゃなくて、リングなんだ。
BGMも知らないアニメの曲が増えた。「お母さんと一緒」レベルならともかく、
昔懐かしい運動会らしい曲や、フォークダンスなんて無いから、
何となく殺伐としたものに見えてしまうのは、「年のせい」なのだろう。


娘が小1の時はくじ引きで前もって保護者席の席取りが必要だった。
でも、憩室炎の入院で見る事叶わず悔し涙。
娘の初々しい小1の運動会姿を見ることは出来なかった。
昨年小学校の運動会が見られる! と思いきや、
マンモス校(31クラス)の為、保護者席はなくなり全て立ち見となった。
ランチタイムは体育館と教室開放。だが、まるで場違いな光景が広がる。
中庭から花壇、空いている場所全てがレジャーシート、
もしくはキャンピングセットを持ち出して、椅子やテーブルまで。


娘と囲むお弁当。教室内でのおにぎり、おかず、りんご、お茶。
見れば5月と同じ図工の掲示物が貼られたまま。
季節感も何もない殺風景な教室の景色に、男の担任の先生って、
こういうものなのかなあ・・・と思ってしまう。
中学年になったから? 保育園時代から低学年の、
こまめに模様替えされた教室掲示に慣れているので、違和感。

         


午後からのPTA綱引き。応援合戦。
「みんなが走るグラウンドのラインの色はー」「しろー」
「朝食べるご飯の色はー」「しろー」
「笑顔でこぼれる歯の色はー」「しろー」
(この時、赤組は「あかー」と茶々を入れるので、
 思わず出血した歯を想像した私は・・・)
こんな感じで白組は「しろ」を強調。
赤組も似たような感じだったけれど、ポニョの替え歌がかわいかった。
低学年を巻き込んでの団結力は、赤組優勢。


残念ながら娘のかけっこ、グループでの団体競技不本意な結果に。
でも、自分の赤組が勝ったので本人は満足。
しろあかあか、3年連続で自分側が勝っているので、納得しているらしい。
とーちゃんかーちゃんは、一足先に帰宅。
人波、人ごみ、土煙、屋外の寒さにばてて、休憩。
鮭の白子で雑炊を作ってあったまって、やっと人心地。
それほどに凍えた運動会。醒めた観戦、年のせい?
来年は、もう少し心身共に「燃えたい」です。

運動会指導のすべて―てんこ盛り事典

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運動会・イベントアイデアシリーズ〈1〉運動会アイデア競技集

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