Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

気になる話題

名の知られている女性若手芸人の肺結核が話題になっている。
うちの娘は家人の影響でお笑い好きなので、
少なからず関心を持っているようだ。芸能ネタではなく、
病気そのものに興味を持ってくれればいいのだが。
娘にとってツベルクリンやBCGなどの予防接種なんて、
記憶に残らないくらい昔のこと。
覚えているのは毎年するインフルエンザの予防注射ぐらい。


もっとも病気の事に詳しくなる必要は無いけれど、
昔と今じゃ本当に違う。私が小学校時代、毎年ツベルクリンしたような。
でもって赤いの赤くないのって友達同士で腕を比べて見て、
BCGの判子注射の思い出を持つ人は・・・。結構いいトシの人?
もちろんツベルクリンは陽性ならともかく、
大人で陰性ならば別の病気の可能性も出てきて怖い。


結核予防会に検診に行ったりするので、
いまだに結核って馬鹿にできないという感覚はある。
頭の中では、大阪は結核の多い地域というマイナスイメージが強い。
前の職場でも体格のいいスポーツマンの男性が、
結核で2・3ヶ月病気休暇を取った事があった。
痩せてるわけでもなく栄養不足でもないのに、何故?
ストレス? 過労というほどの労働環境ではなかったはず。
色々憶測は飛んだが、うやむや。
あの時周囲にいた私たちは厳重に検査されただろうか。
・・・記憶が無い。


今回罹患した彼女は、私の体重を20%ぐらい譲ってもいいくらい痩せている。
TVでも疲れた顔をしていたから、仕事が相当ハードだったのでは。
それなりにストレスもあるだろうし、こんな病気で話題になって、
気の毒になあと思う。でも、今の世だから治る病気。
世が世なら不治の病と恐れられた病気、結核
正岡子規ではないけれど、「ないて血を吐くホトトギス


大昔、文筆業に憧れて文学部に入った私だが、
両親は「文学なんて肺病たかりの人間がすることだ」という反応。
あまりにも時代錯誤だとは思ったものの、
肺病だの脊椎カリエスだので人が亡くなるのを見て育った世代。
半ば本気で憂えていたのかもしれない。

結核という文化―病の比較文化史 (中公新書)

結核という文化―病の比較文化史 (中公新書)

サナトリウム残影―結核の百年と日本人

サナトリウム残影―結核の百年と日本人


わが職場は怪我人や病人が多い。
4月早々、事務方が入院している。他人事ではない。
腎臓関係らしいと聞いて、ますます他人事ではない。
体重・血圧・コレステロール高脂血症、塩分控えめ、
同じような事を注意されていた身としては、他人事ではない。


入れ替わり立ち代わり、誰かが病気になる。
年度末・年度始め。みんな無理して疲れているのだ。
また、こんな時期に監査が入ったりする。
上司の腰痛は悪化し、主治医が余りにもつれない態度なので、
セカンドオピニオンがどうこう、予約日の変更云々嘆いている。
(この整形外科の先生は、非常にお口が悪いので評判。
 例えば、こういうのはまだどうってことない部類で
 こういう時、心療整形外科の加茂先生の本を紹介するべきか)

トリガーポイントブロックで腰痛は治る!

トリガーポイントブロックで腰痛は治る!


職場全体が疲弊しきったまま、新年度に突入。
若い人間の補充が殆ど無い職場。新人が来た土地手も
やっぱり戦力になるまでには時間がかかるし、
できる仕事も限られている。指導にかえって人も時間も取られる。
人員の補充というのは頭数で割り切れるものではない。
私的な部分でも、何かと背負わなければならない事が多い年齢。
家族に対しても自分に対しても色々あり過ぎる年代。
誰にとっても平等に、当たり前だと言うけれどやるせない出来事。


年度末にも訃報が入り、昨日今日にも訃報が入り・・・。
ただでさえ忙しいこの時期に、職場を気にしつつ、
親を看取らなければならなかった同僚の気持ちを思うと辛い。
みんなどんなふうに乗り越えていくのだろうと、
最近ではそんな事が気になって仕方なくなった年代。
以前は先輩はそういう年代なんだなあと思っていたが、
もはや他人事ではない自分自身の事に置き換える今日この頃。
なのに、心の準備どころか日常のことも・・・。


自分も含め家族の事を見回すと、病気の話題は日常茶飯事の年代。
それに比べて娘の世代は、まだまだ。
新年度・新学期というと新しい事が沢山待っている、
それもいいことばかりが一杯待っているようなイメージ。
娘の真新しい4年生の国語の教科書には、凹凸の付いた点字が載っていて、
認識を新たにさせられた。点字の存在を目で見るだけでなく、
指先から、触覚から確かめさせる、そういう教科書の内容になっていた。
なるほど・・・。


新しい友達ができ、早速一緒に帰ってきた。
ついでに学童が無くなったので、寄り道もして・・・。
タンポポやしろつめぐさを一緒に摘みながら帰り、
その子の家で飼っているウサギに餌をやってきたそう・・・。
「草を食べるんだよ!」と嬉しそうに話していた。
これから今までとは違う帰り道、行き返り、
今に始まったことでなく、子供の世界はそんな風にして広がる。
生活と年齢に左右される大人の世界の収束感とは異なる。
気になる話題は楽しい出来事が多いだろう。


こっちは、やっと週末に辿り着いた。
そんな思いで一杯。ふう。
かーちゃんは、あちこちガタピシ

点字・点訳基本入門―点字に興味を持ったら、最初に読む一冊

点字・点訳基本入門―点字に興味を持ったら、最初に読む一冊

さくら横丁 中田喜直の世界?歌曲篇

さくら横丁 中田喜直の世界?歌曲篇