Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

祝HAYABUSA帰還プラネタリウム

一昨日何気なくネットサーフィン、こんな記事を見た。

−−−大阪市立科学館学芸員の飯山青海が、この度、
小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還カプセル回収隊に参加しましたが、
大阪市立科学館では、平成22年6月26日(土)・27日(日)に、
飯山学芸員による回収隊参加の報告会を兼ねた特別プラネタリウムを行ないます。
回収隊は宇宙航空研究開発機構JAXA)が組織したもので、
飯山学芸員は光学観測班の一員として、流れ星のように輝く
はやぶさ」本体や地球帰還カプセルの写真撮影やビデオ撮影を行いました。


特別プラネタリウム「祝!はやぶさ帰還(仮)」
  「はやぶさ」地球帰還カプセル回収隊に実際に参加した飯山学芸員により、
はやぶさ」プロジェクトがどのようなものであるのか、
また地球帰還カプセルを回収したオーストラリア現地の様子や、
飯山学芸員本人が撮影したビデオ映像を紹介する他、
オーストラリアで見える星空をご紹介します。−−−


というわけで、我が家は土曜の午後は、プラネタリウムを見ることに決定。
しかし3百人分しか前売りチケットがない。これは困った。
土日両日とはいえ、やはり、土曜日でないと家族全員で見る機会はない。
日時: 平成22年6月26日(土) 午後4時〜
この時間にHAYABUSAをゲットするために、・・・本日朝もはよから家人に並んで貰った。
ごめんよ、とーちゃん、雨の中。


チケットを取るために、家人に朝から1時間半待ちして貰ったので、
お昼は私のおごり。お気に入りのビジネスホテルの最上階で、
前回食べ損ねたベトナム料理バイキングランチ。
小雨降る大阪のビジネス街を見下ろしながら、ゆっくり過ごす昼下がり。
本当はもっと早く出かけてくるはずだったのだが、
電車1本乗り逃がして、叶わず。

 


久しぶりにのんびり大阪市立科学館を楽しむことに。
修理を終えた由緒あるロボット、学天則がお出迎え。
なんと言っても様々な実験器具、見本、科学雑誌、ミニ実験、ミニ講演、
丸一日いても面白い場所に童心で・・・。童心? 
とんでもない。随分専門的で、大人でも難しいことも一杯。
だからこそ家族で訪れても楽しい場所。

  


娘はサイエンスショーで花火の実験を楽しみ、私たちはノーベル賞を受賞した科学者の
特集展示をまじまじ。申し訳ないが記憶になる名前が業績と一致しない。
覚えている人と、覚えてられない人とが出てきて・・・。
自発的対象性の破れとか言われても、もはや娘にも説明できないし、
誰がどの業績か・・・。かーちゃんの記憶の整合性はスーパーカミオカンデまで。


さて、大勢が待ち望んだHAYABUSAのプラネタリウムだったが、
飯山学芸員から直接現地の話題が沢山聞けるのかと思いきや、
予想に反して、いつものプラネタリウムと大きく変わった印象はなく、
オーストラリアは今は冬で観測が寒かった話、何度も映し出されるHAYABUSAの最後、
その画像だけが印象に残った。ちょっと期待はずれ。

 

まあ、あちらこちらの記事やネットでの話題を読んでいるから、
余計に新鮮味が無かったのかもしれないけれど・・・。
オーストラリアを中心にした南半球の星空を眺められたことが、
いつもと違った星空の旅だったかな、ぐらいで、
HAYABUSAに対する特別な思い入れなく終わってしまった。


まあ、美しい星空に地べたの事業仕分けの話は似合わないし、
現実を忘れていたいけれど、17億円の予算が3千万に削られて、
次の研究は何もできない状態の最初で最後のHAYABUSA計画、
世界中が認めても、学者でもなく識者でもない人間に仕切られた予算、
そんな醜い世界を離れて一瞬の夢、HAYABUSAの飛んだ宇宙ロマン・・・。
日本の高い技術力を評価堪能すべく集まった人々の多いこと・・・。

 


名残は尽きねど閉館。小雨降る中駅へ向かう途中、
英国風の店で軽く一服。ちょっと異国風情を楽しみたかった。
軽くアルコールにフィッシュアンドチップスをつまめる店。

 


そして、ロンドンティールームでお茶と軽食で帰宅。
こんな贅沢をするのも、明日がボランティアで一日留守にするため、
ちょっとした家族サービス。紅茶が大好きなおませな娘のために。
家族合流の週末は、今日一日だけのための贅沢。
我が家のHAYABUSA DAYの記念に。