娘との会話から

台風が去ったというのに、すっきりした天気にならない。
夜は肌寒く、長袖が必要。暑さ寒さも彼岸までの言葉通り。
あっという間に過ぎていく、怒濤の1週間。
娘は昨日台風のせいで休校となり、登校日が週二日だけ。
何とも羨ましい限りなのだが、運動会の練習が憂鬱とか。
6年生全体の組体操では、背の高い娘はどうしても下になる。
なるほど、負担は大きかろう。
それでなくても、運動はかーちゃんに似て得意ではない。

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なのに、意外な発言。
市の陸上競技大会の練習は、選手でなくても希望者は参加できるのだそう。
なるほど、それで？
「でね、ハードルの練習に参加することにしたから、申し込んできた」
？　何ですと？　ハードル？
・・・かーちゃん、びっくり。
その前向きな姿勢はどこから？
確かに他の子よりも背が高い分、足は長いから跳びやすいか？
いや、そういう問題か？

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かと思うと、クラスの男子の生徒と音楽室のドラムを叩いた話。
ほう、なかなか。
そういえば、去年だか一昨年だか、言っていたっけ。
音楽の先生がドラムの基礎を手ほどきしてくれたとか。
女の子とは話題が会わないと嘆くことの多い娘。
アニメの話で盛り上がるのは、男子なんだとか。
ドラムもか。それでもいい、合う話題があれば。

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娘の学校生活、日常キャラがどういったものか、
ほんの少しだけ透けて見える一瞬。
かーちゃんの心は、肌寒さを感じる今日の天気とは裏腹に温かくなる。
伸び盛りの娘よ、12歳の誕生日を目の前にしている娘よ。
どんなことでも経験して大きくなって欲しい。
かーちゃんが知らない世界にどんどん進んでいって欲しい。

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そして、君を透かして見える世界が、かーちゃんを豊かにしてくれる。
嬉しいことでも楽しいことでも。
辛いことでも苦しいことでも。
かーちゃんを、鍛えてくれる。かーちゃんを大きくしてくれる。

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