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娘のアルバイト

中学生にアルバイト!?
いえいえ、職場の後片付けの手伝いに誘ったまで。
そう、有料のお誘いなので機嫌良く付いてきてくれるというだけの話。
本日は娘を「バイトだよ」と起こして、朝寝坊を決め込む、
無駄な時間を削って、力仕事をして貰う所存。


何しろエレベーターだのエスカレーターだの無いから、
足腰の故障を抱える私にとっては、とても有り難い存在。
専門の引っ越し業者に頼むには、書類の分類と処分が微妙。
仕分け作業が済んだ物から指示して運んで貰う。
昼ご飯、近所のランチ付き。
娘にとって悪い条件ではない。


昨日は老母の誕生日。所望のステーキを焼いたのに、
刺身ばかり食べられてちょっと哀しかったけれど、
娘は元気に両方ぱくぱく。
ケーキは全員で食べられて良かった。
80歳おめでとうと言ったらもっと若いよだって。
そんな会話が頭の中でぐるぐる。


いつか娘も思い出すことがあるだろうか。
かーちゃんの転勤雑務手伝ったなあって。
私も小学校だか中1の時に、やはり若かりし頃の母の転勤の後片付けに
付き合った覚えがある。その時は、さすが当時の母。
何もかもきちんと整えられていた感があって、手伝いどころか、
ああ、職場を見せたかったんだな、去りがたかったんだなって、
子供心にも分かったが・・・。


かーちゃんは、その余裕もなく実働部隊に娘をかり出している。
隙間仕事、上下関係無く横並び、年を取るとそれだけ不利。
自分のことは自分でと言うけれど、一人何役も仕事をして、
処理しなければならない物を焼却処分には出来ず、
シュレッダーだけでも馬鹿にならない。


今度定年になる時は、ここにいる時間よりも確実に短い。
何でも綺麗に捨てて処分しておこう。
残しても、次はない。そう思いながらも、やはり暗澹たる気分。
自分の片付け能力の無さに。
いや、まあ、これが本日の娘のアルバイトに繋がっているのだから、
それはそれでいいか。


学校の勉強は思うような成果ではないが、指示したことは
一通りこなしている辺り、大きくなったんだなあ。
成長したんだなあと、感慨ひとしきり。
親って、まったくもう、だね。

イラスト版 子どものお手伝い―子どもとマスターする49の生活技術

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お手伝い至上主義でいこう! ― 子どもの就職力を高める「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」習慣

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