Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

これは意外と

メンテナンス期間、たまたま自分が入れる予約と指定日が続く職免日。
ストレスドックのフォローアップを受けてみる。
まあ、後学のためにも自分のためにも。
デトックスが必要なのは体か心かと言われたら、両方だろうから。
しかし、とにかく遠い。駅から歩かなくてはならないというのが大変。
ヒールで生活していたらこんなに歩けないぞ、と思う。
わざわざウオーキング用の靴を履いて出かける。


いつもより1時間以上遅く電車に乗ると、着飾った中年のご婦人方。
会話を漏れ聞くと、卒業式に参列する保護者の方とお見受けした。
うーん、複雑な気持ち。という事は殆ど自分と同世代か年下。
超高年齢出産の私が、この立場に立つ時は何歳だ?
ああ、考えるだに恐ろしい。


フォローアップを受けながら、職業柄タイプAの気質を要求されがちな
仕事ではあるが、それに沿って生活するのはどうかと言われた。
性格的にはタイプAとはとても思えない、ルーズなものなのだが。
どこでどう判断されるのだろうか? たった20問の設問で。
ま、いいさ。午後からは半休を取ってある。
何故ならばこの不便な場所から15分も歩けば、
ちょっとしたお屋敷街のレストランがあるからだ。


この区域は、戦前から高級住宅地として有名な地域に隣接している。
なんでもない民家がペルシャ絨毯の専門店だったりする町。
いわゆる隠れたお店が沢山あって、常連が集まるから、
下手な噂でも立とうものなら、すぐに潰れる。
学生よりも、手ごわい「常連」を持たないといけない。
一見(いちげん)さん相手に成り立つような、繁華街ではないのだ。
という訳で、表通りに面しながらも一歩下がった店作りか
(中が丸見えのレストランは、日本人の感性には合わない)
道一本、奥に入った所を探してみる。

             
どうやら、いい勘でお店を探り当てたよう、今回も。
店の様子を知る時ランチはお手頃で、わかり易い。
一人で入る時、カウンターに座って、
料理している様子を眺めるのは、楽しい「観察時間」。
食器の並べ方、調理台の上の様子、飾り付け盛り付けの様子。
ここのシェフはなかなかの腕前だと思う。
試しに取った前菜も、メインの鶏の赤ワイン煮込みも悪くは無い。


しかし、どう見てもサーブする係は素人。
客を見ながら食べる速度や料理を出す順に合わせて、
飲み物やパンを用意できない。後手後手に回っている。
僅か20人足らずの店なのに、把握できていない。
タイミングが悪い。残念なことだ。
帰宅してから調べて見た。お店はこちら
昼間から飲むのは控えたが、(明日人間ドックだし・・・)
いいワインがありそうな店だった。夜メニューでリベンジしたいが、
わざわざこんな遠くまで、出かけられそうに無い。
(おまけにカードが使えない)

お鍋でフランス料理―ビストロの味、田舎の味

お鍋でフランス料理―ビストロの味、田舎の味


でもって、チンチン電車の愛称を持つ阪堺線に乗って、
天王寺から心斎橋へ。なんてレトロなんだ。
今日までの招待券を貰っていたので、デパートでキルト展を見る。
久しぶりにキルトを間近に見たので「ほお」と思ったが、
集う人が「同好の士」とでも勘違いしたのか、
「ここの仕上げはどんなふうになっているのかしらねえ」と
親しげに話しかけられては、辟易とする。
御免なさい、私見るだけの人。創る人ではないんです。


さすがに歩き回って、慣れない都会をうろうろすると疲れてきた。
魔が差したというか、値段の安さに惹かれたというか、
久しぶりにメンテナンス期間を取っているせいか、
駅ビルの地下街で見た看板を見て、飛込みで
アロマオイルマッサージを試してみる。
とにかく足がもう、辛くて辛くて。
普段立ち仕事なのに、何故? 歳かなあ・・・。


バリ島以来だから、20年ぶりぐらいかな、全身マッサージ。
1時間内に顔ツボマッサージも入っている。
アロマオイルはチョイスできるので、ミントとユーカリ
言わずと知れた筋肉痛向け。
ハーブ、ミントティー愛好者としては、当然の選択。


鍼灸整骨院よりも洗練された、薄暗く穏やかな空間、
腕前としては中の上かな? やっぱり香りのある暖かい手の感触、
肩や首はパンパンで、足の裏は痛い。指や手の平まで筋がつっている。
人に触られて初めてわかる、自分の体の情けない状態。
まあ、睡眠が十分に取れていない、ベッドに辿り着けない炬燵猫なのが
全ての元凶と言えば言えましょうが。本質論はさておき。


こういうお仕事は人の顔を見ないで施術し、
「お声掛け」のみで行うのが、ポイント。
人は自分をじろじろ見られるのは好きではないし、
ただでさえ無防備なのに、不安な要素を持ちたく無いからね。
そして、自分の手足が指先1本まで「丁寧に扱われている」
という感覚が大事。超久しぶりだったけれど、気持ち良かった。
(最後にお茶の1杯もあればなー、喉が渇いた)


驚いたことに帰宅後、むくみが取れていました!
いえ、足ではなくて手でもなくて、顔の!
娘にも言われたもの、「お母さん顔すっきりしたね」って。
調子に乗って白髪にヘアマニキュアしようと思って、液漏れ。
顔が真っ黒になり、大騒ぎになったバスタイムはご愛嬌。
娘に呆れられ、「ゆっくり入っていてね」と見捨てられ、
一人でせっせとふき取り作業をする羽目に。
本日はこれにて、一件落着?

アロマセラピーとマッサージのためのキャリアオイル事典

アロマセラピーとマッサージのためのキャリアオイル事典