Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ドライソケット(歯槽骨炎)

先週の金曜の抜歯以来、近来稀な歯の痛みが続き、
ただでさえ過覚醒の私、市販の鎮痛剤が手放せない。
本日の予約通院までに心配なのは、感染と歯槽骨炎。
何しろ体温は低い、肩凝り頭痛背部痛が先なのか、
歯痛が先なのか、鶏と卵の関係、いやそれ以前の問題。
片方の歯が無いということは、反対側に負担が掛かる。
今や私の左足は脹脛が引きつるほど痛く、
右側間にまで負担が掛かって、体全体がだるい。
むろん、気持ちよく食べられないので食事そのものがストレス。
ああ、もしかして、やっぱり。嫌な予感が駆け巡る。


最近の歯科がどうか知らないけれど、
昔の歯科の抜歯のイメージが悪過ぎて駄目な私。
歯科大では抜歯は「口腔外科」のお仕事(らしい)。
手術内容説明・同意書(患者様控)なる物を渡される。
内科ではこういう書類を見ない。


病名:破切 手術内容:抜歯
説明事項:内容について 上記
     合併症について 術後出血・疼痛・感染の可能性
    (腫脹・オトガイ部知覚異常出現の可能性)など
     予後、その他
患者様(親族もしくはその代理人)に対して上記説明をしました。


だもんね。私がサインするのはその下。以下の文章の続き。
「私は、上記事項について充分な説明を受け、質問する機会も与えられ、
 その内容を理解しました。その上で上記手術を受けることを希望します。」
うーん。なかなかものものしい。
しかし、抜歯以上に大変な手術がごまんとあるのに、
折れた歯の抜歯でもいかな大手術でも、この書類は同じ1枚。

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私が痛い、とっても痛いと訴えたので先生はちょっと?の表情。
すぐに、熱は出なかったかどうか?と 尋ねる。
が、腫れ具合から見ても痛みだけで、感染の恐れは低い。
これは自分でもわかっている。だから痛みはおそらく・・・。
1年前も説明を受けていたけれど、抜いた後傷を治すはずの
かさぶたができなかった。つまり、血糊で蓋ができなかった。
恐れていた通り、傷の治りが遅く、むき出しの骨を刺激。


昨年の上あごの抜歯と異なり、異物も挟まり易い下の歯。
下あごは上と違い骨が密で血流も不十分になり勝ち、
よって傷を治すための充分な循環が得られなかったと。
要は、免疫力も低下する。傷は痛む。
術前の予測は付きがたいドライソケット、歯槽骨炎。


先生は、丁寧に絵を描いて説明。
術前は痛みが出るのは、予測不能だったと何度も繰り返す。
あのう、別に私は責めてはいないですけれど。
(職場では、抜き方が悪かったんだろうと苛められましたが)
抜いた歯の跡そのものの痛みよりも、両隣の歯が激痛。
歯槽骨の炎症で下あごも上あごも響く。
普通の痛み止めでは痛みが止まらない。
一度に2本抜いたかと思うくらい痛い。
でも、その痛いのをどう伝えればいいのか。


先生のお人柄なのか、対応慣れしているのか、
「痛いのは辛かったですね」と声掛けを怠らない。
でもって、抜糸後(これもちくりと痛い)の治療説明。
予想通りドライソケット。こんなに痛みがひどいとは思わなかったけれど、
先生の説明では、最低2週間は続く痛みらしい。
抗生物質を塗って、麻酔して、洗浄して。
毎日通うなんて勿論できないから、次回1週間後予約。


先生は自分が両方の親知らずを抜歯した体験を語る。
片方は何ともなかったのに、もう片方は痛みが出てという話。
要は、術前は予測できない痛みが起こるという例及び、
自己の体験を語る自己開示で、患者を安心させる手法。
そして、「何か質問はありませんか」
「気になることはありませんか」と丁寧極まりない。


見た目非常にお若い先生なのだが、昨年のインテークの学生は、
とても厳しいけれど優しい先生と言っていた。
確かに、患者に対して実習お手本そのものの治療。
先生が塗ってくれた抗生物質と麻酔の軟膏で痛みは半減。
しかし、今後2週間ロキソニン服用と1週間フロモックス。
まずい。ロキソニン持続服薬で十二指腸潰瘍の既往がある私は、
胃腸薬も出して下さいとお願いする。
本当に2週間も痛み続けるとしたら、全く辛い。


去年の抜歯ように痛みがあっさり引き、
副鼻腔炎も軽快するような感じだったらともかく、
今回は運が悪かったと諦めるしかない。
(ちなみに去年の記事はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/neimu/20071108


眠れない、寝付けない、熟睡できない、肩凝り、
目の奥まで焼け付くような痛みが増えてきた。
歯の方に回る血流が少なくて、回復が遅くてもおかしくない。
自分でもそう思う。
先生の一言。
「とにかく痛み止めと抗生剤で2週間乗り切りましょう」
そう来たか。
「痛いけれど我慢しましょう」じゃなくて良かった。
乗り切りましょう。本当、そうだ。

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