Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

凍える立春

記事のアップが遅れてご心配をおかけしています。
服薬でお腹の痛みはましになりましたが、
左足を引きずりつつ歩いています。
足の裏の痛みは神経痛ではなく、踵と土踏まず。
酷使しているとすれば、荷重オーバー。
冬篭りの熊のように冬に一旦増える体重が、
例年より増加傾向。そのせいでしょうか、


カイロの先生が言うように、更年期とホルモンの関係で、
筋力が弱り骨盤がずれやすくなり、
姿勢の維持が下手になってきて、体の左側の筋肉が縮み勝ちで、
足から腹部、腰までバランスを崩しているのでしょうか。
同じ側にばかり体重を掛けるか、庇うかして、
痛みが増してくるというのでしょうか。
いずれにせよ、ありがたくない状態。
記事をアップする余裕が余りありません。


それでも不思議なもので、朝寝坊できない大人としては
早く休むと早く目が覚め、家族が起きる前に台所を暖め、
(我が家は石油ストーブ)温かい味噌汁を作り、
「ご飯よー」と起こし、シャワーを浴び(朝風呂も好き)、
しゃきっと起きて動き回ることが出来ます。
仕事がある日なのに、起きられなくなった時、
それが一番怖い。(行きたくない日はありますけれど、ね)


体をかがめて足の爪が切りにくくなったり、
昔のように急いで階段を2段飛ばしで駆け上がったり、
ダッシュが効かなくなってきた私に呼応するように、
パソコンも不調です。なかなか家からアップできないのは、
はてなのせいなのか、自分のキーボード操作なのか、
記事が消えてしまいます。
私はこれを無意識の操作というよりも、
体の痛みと同じように、「不調」の表れなのだろうと感じています。


書いては消し、書いては消しすることが必要な
そんな日記ではないはずなのに、書きかけ下書きで消えてしまう。
それは、歌を詠む時とは比べ物になりません。
触発されて歌を詠むとき、私は殆ど迷わない。
沢山出てくる言葉のかけらを、語感と語数にまとめるだけで、
長い文章を書くよりもかなり楽なのです。
一首ひねるというよりも、さくっと詠めるものなのです。


でも、先に出てきた言葉よりも、後から出てきた言葉が
どうしても打ち消せずに、最初のイメージを押し流してしまうことも。
そんなことがあった夕方でした。
職場で息抜きする時は、写真ブログのお世話になります。
何処にも行けないから尚更、昼間の景色、草花、異国情緒、
瞬時にしてワープするように、写真の中に自分を置くのです。


そして午後の会議を終えた後、立春の今日は、
いつもにも増して清められたい、清々しい気分になりたい、
今居る所から距離をとりたい、そんな気持ちにもなったのでした。
いわゆる俗世間を離れたいと思う気持ちが強過ぎたのでしょうか。
柔らかい和語でイメージしたはずの歌は、
漢語で彩られた世界に変化していました。 
こちら→

中谷宇吉郎集〈第5巻〉立春の卵

中谷宇吉郎集〈第5巻〉立春の卵



春告げよ 
雪氷(せっぴょう)凛々 花清浄(しょうじょう) 
造化(ぞうけ)の妙が暦めくりぬ


福寿草には春の元気さを分けて貰いました。
子供の頃は色紙に描かれた花というイメージしかなかったのに、
こんな写真を見ると、寒さめげず春を告げる色、
黄色をまとったかわいい姿に微笑みたくなります。
雪も友達のように、戯れながら背伸びしている花に。


頬を赤くしている幼女のように、清らかで露が滴る沈丁花
ただただ、この蕾ように雪の雫で清められたい、
若く清らかでありたいと、初々しい色を保ち続けたいと、
心から願った立春の日の一枚。
春はパソコンの画面からやって来たのです。


音楽教室に迎えに行き、買い物を済ませ、
帰宅をすると19時半。そこから晩御飯作り。
TVを付けながら、ながら用意、夕食、後片付け。
娘の好きな「書道と青春」ドラマ、
『とめはね』を見ながら、翌日のおかず作り。
得意のキーマカレーに季節の大根をたっぷり。
香辛料を入れてもこうするとまろやかで優しい味に。
年よりでも子供でも大丈夫な味になります。


ますます寒さが募ります。
痛む足は靭帯が緩まなかったはずの、
怪我をしたことがなかったはずの左足です。
故障の多かった右足を庇ってきたツケが来たのでしょうか。
足首が硬く、カチカチになった踵をマッサージしながら、
炬燵で居眠り。明日は金曜。
このカレーで乗り切ってもらわらければ。


久しぶり、ゲシュタルトの勉強会です。
きっとエンプティチェアーが出ることでしょう。
夜遅くなるので、家族のためのカレーです。
圧力鍋さま様カレーです。
福寿草には及ばないけれど、黄色い春の色を
鍋で煮込んで夜が更けます。

スパイスマジックでつくる カレーの法則

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