足底筋膜炎? 足底腱膜炎？

もうだましているのは不可能、それほど痛い。
とにかく痛みが足の裏から、踵から響く。
左足裏の痛みが、足の付け根、腰、と這い上がってくる。
そんな感じ。午後になると足を引きずりながら歩く。
午前中から階段を上がるのに違和感がずっとあった。
左足が上に持って行きにくい。
日々痛みの度合いは違うが、踵から土踏まずにかけて、
釘でも踏み抜いたかと思うような痛みが上まで響くようでは、
とうとうごまかしきれない段階。

歩くことが少なければ、調子がよければ痛みは少なかった。
ストレッチやマッサージを十分していると、特に。
整骨院やカイロに通う暇があると、痛みは和らいだ。
加齢だと言われ続けて、更年期と僅かずつでも微増する体重に、
筋力は耐え切れなくなってきたと見える。
何しろ鍛えていないし・・・。運動もしていない。
何よりも足を守るごつい靴を職場で履かなくなったからかも。
足首まで支えるような、靴底が分厚い靴を。

職場から整形外科へ直行。痛みにめげている私を診て、
普段余り直接触ろうとしない医師は、踵を押さえた。
それからすぐにレントゲンを取って貰い・・・。
予想通りの診断名？　が下された。
問診は、何時から痛い？　どれ位の間痛い？　仕事は何？
そして、踵の付け根から伸びている腱が引っ張られて痛む、
レントゲンで骨棘が見えかけているようなこの症状は、
「足底腱膜炎だ」との御託宣。でも、説明用に見せてくれる
本に書かれているのは「足底筋膜炎」まあ、同じなんでしょう。

足からカラダをなおす本 (趣味の教科書)

足らくウォーク衝撃吸収インソール 男女兼用L 2枚入

先生は加齢を強調したけれど、体重の増加は否めない。
おまけに、素足は駄目らしい。靴を履くのが一番いいという。
私は素足が好きで、家の中では裸足で過ごす。
無論冬だから夏よりも防寒対策上靴下を履くけれど、
素足が一番良くないとのたまう。やれやれ。
でもって、装具師が着ている日なので今日型取りするか、
鎮痛剤を飲んで1週間様子を見るか、と尋ねられる。

鎮痛剤を飲んで痛みが収まっても、ぶり返すような気がした。
装具は2ヶ月ほど付けた方がいいらしい。
足のアーチが崩れていない左足に、そんなに負担が行っていたのか。
右足は、20年ほど前に怪我した折に足首からひざ下までキブスで固め、
その後、リハビリ時に足底板を付けたことがある。
その時から左右の土踏まずの形は変わってしまって、
右足のアーチは崩れてしまっていた。

長い年月、左にばかり負担が掛かっていたのかも知れない。
その時は若さでカバーできたものが、もう駄目なのかも。
仕方が無い。筋力の衰えと、体重と、崩れたバランス。
足の形が上手く体重を支えきれない。分散しきれない。
諦めなくちゃしょうがない。
それよりももっと気合を入れて、この冬ダイエットすべきだったのか。

ググってみると、「朝より夕方に痛みが強くなる場合や、
歩くほどに痛みがひどくなる場合は、別な病気の可能性も」とある。
おいおい、私じゃん。医師には伝えたが何も言われなかったぞ。
靴を変えた場合もそうなると。確かに、靴は・・・変えたかも。
靴の中で足が泳ぐようなそんな感覚が増してきて。
今まで履いていた靴が何と無く滑るような気がしてきて。
体重は増えているのに、足は痩せた？　筋肉が落ちた？

調べてみると、足の裏の痛みはあちこちに波及するらしい。
足の付け根や恥骨部や、歩くときの違和感。
整形外科の説明ページよりも、カイロ関係の説明の方が分かり易かった。
特に、あちこちに波及する痛みに関して、分かり易かった。
右足は捻挫をはじめ中足骨の骨折や肉離れ、古傷多しだが
今回初めて左足は悲鳴を上げた。
肩凝りやお腹の痛みは何時も左だったから、
とうとう足も左か・・・。

この日、ググる度に夏目漱石が顔を出した。
今日は夏目漱石の誕生日。英国にも留学した英文学者は、
日本で誂えた靴を履いていたのか、英国で購った靴を履いていたのか、
靴で苦労することは無かったか、足は痛くなかったか、
今の日本人と鍛え方が違うから、歩くことには何の不自由も無い、
しっかりした足を持っていたか・・・。
肉球のしっかり付いている猫は足の痛みの悩みは無しか。
「長靴を履いた猫」ではないものね。
そんなことまで考えてしまった今日。
足底板が出来てくるのは、1週間後。
それまでボルタレンでしのぐ日々。

痛みに負けないカラダをつくる 関節ストレッチ&トレーニング

インソールプロ(靴用中敷き) 足底筋膜炎対策 レディス・女性用 L(24~25cm)