Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

病院にて(人間ドック2日目)

朝はゆっくり、人間ドックの2日目。
いやあ、こんな静かな朝でいいのか? いいんだよ。
貧乏性なのか、7時前には目が覚めている。
というか、事細かなストーリーの夢を見て安眠できてないんじゃ。
お隣さんはがぱちぱち顔を叩いて身繕いしている。
早起きだなあ・・・。
だって、絶食だし、することがないんだよねー。


8時半、血圧測って(やっぱり最低血圧が上がってきている)
砂糖水飲んで、2時間待っている間に呼び出しがあって、
健康指導・・・。昨年のがんがんに頭ごなしに叱られた、
あの女医さんはご遠慮申し上げ、内科部長の副病院長さんの、
穏やかなお説教で(=痩せましょうね)済ませて頂いた。
妊娠前よりも5キロ太って臨月の体重。
更年期のホルモンバランスの狂い、体重増は赤信号。
分かってます、分かってますって。


腎のう胞、肝のう胞だって、去年より大きくなってないし、
このまま経過観察するしかないでしょ。
中性脂肪は・・・、肝臓の数値は・・・、
妊娠前の体重に戻れば下がる可能性大、ねえ。
分かっていますが、理論的なことは分かってるけれど、
身も心も変化してくれないのよー。
分かっていても、どうにもこうにも・・・。


年々食べる量が減っているのに、この年齢。
新陳代謝の落ちて来た更年期は、太りやすい。
おまけに高血圧糖尿病の家系、全くハイリスク。
はいはい、ごもっとも。
食事制限だけではリバウンドします、運動を。
はいはい、ごもっとも。

医者の個人生活366日 (ぶんか社文庫)

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医者がすすめる背伸びダイエット (祥伝社新書 162)

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自分を取り巻く環境も如何ともし難い現実ではあるが、
自分の体内環境も、如何ともし難い現実ではある。
過去と他人は変えられないから、自分だけでも変えなくてはならない。
それにしても、自分自身を相手にするのが一番手ごわい。
こと健康に関して、我侭で小心者で言い訳の好きな自分自身を。


間食をしない、階段を歩く、駐車場で奥の遠い所に車を止める、
これだけでもだいぶ違いますよと言われても。
「血糖値が普通なのは、随分インシュリンが頑張っているんですね」
でも、年を取ってくるとそれも効かなくなる。
太っていれば、効きも悪くなる。
絶対にやめましょうは某ファーストフード。
トランス脂肪酸の塊のようなもんですと注意された。
間食用嗜好品の殆どに入っているような。


等など、細かい注意を受けたものの、治療ではなく、
半年間の積極的支援の一部に過ぎない。
とにかく妊娠前の体重、元気だった頃の基準に戻さなくては。
内臓脂肪の海の中にたぷたぷと浮かんでいる、
私のはかない健康・・・。
さて、3ヵ月後に呼び出しがある。
それまでどれだけ改善されているか、チェックが入る。
やれやれ・・・。


今回の収穫。同室の方から、仕事や人生の先輩のお話を
色々聞けた事でしょうか。
滅多に外の世界の人と突っ込んで話をする機会がない人間にとって、
オフ中の生身の方のオンの話は、ある意味、貴重。
病気にならない方が不思議なくらいの激務のご様子、
察して余りあるものがあるのですが・・・その結果、
仕事は異なれど、結論としてストレスの元は『人間関係』に。
いずこも同じ、です。


それに、去年はあれこれ動揺しまくった病院内に宿泊の人間ドックも、
2回目となると落ち着いたもの。(遅刻しなければ更に)
コンビニ前でご遺体移動に遭遇したり、
軽食室が同時に、救急家族待合室・控え室だったりするのはご愛嬌。
ナースの詰め所受付がキム・ヨナ浅田真央のライブ時間帯、
カラになっていたのも、平和なドック棟ならでは。


絶食明けの豪華で早すぎる昼食後、まだ12時前。
三々五々に分かれる土曜の真昼。
バス停で先ほどお話を承った副病院長先生が、
学会誌等の書類に目を通しながら市バスを待つ横に陣取り、
待つこと10分、ようやく病院をあとに。
カートを引きずり再び旅人姿。
これから急いで取って返し・・・。

Insight CD (インサイト CD~雨音バージョン~)

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医者の言い分 ――放送記者から医師になってわかったこと

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