Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

聞き耳を立てながら

昨日も今日も、朝もはよから出掛けていく。
仕事だから当たり前。
昨日の食事は一昨日から仕込んであるカレー。
かーちゃんは連日夜が遅い。
悪いけれどみんなでこれを食べていてね。
朝からぶっ通しで仕事がある。当たり前だけれど、忙し過ぎる。


仕事だから当たり前。
休憩時間に入るまで、気が付けば昼食を取る13時まで、
トイレにも行っていないよ。おいおい。
そこから書類を点検し始める、パソコンに向かう、
約束の時間に人と会う、声を掛ける、打ち合わせをする、
山のような書類に向かう、再び三たびパソコンに向かう、
印刷、コピー、点検、読んで書いて、まとめて、点検。
その合間に気になる心配な人間の話を背中で聞く。


自分の年代ともなると、若い人からは話しかけ辛い年齢。
残念だがそういう年齢に(見てくれの問題かな?)なってしまった。
四半世紀も年が離れると話しかけてこない人間も多い。
立場上、こちらから話しかけたとしても、
貝のように口をつぐむ者も多い。
身内のような同年代の親しい者としか口を利かない若い世代。


しかし、避けてどこかで隠れて話をするのではなく、
こちらがいる場所でわざわざ話をしているのだから、
聞いて欲しい気持ちもあるのだろうけれど、
素直にはぶつかって来れない。やれやれ。
その筒抜けの話をここで喋ってどうしたいというのだ。


話しかけて貰うのを待っているのか、
わざと聞かせたい内容なのか、心配されたいのか、
無意識のうちに甘えているのか、どちらなのだろう。
こちらの忖度など推し量る余裕もなく、話し続けなければ、
身が持たないと言うのだろうか。


若い人間に特有というわけではないが、その会話パターンと、
話題と、時と場所を選ばぬ様子と、アンバランスな職場の状態、
もしくは職務内容にかかわるシリアスな問題がやり取りされる、
その背景で、聞き耳を立てざるを得ない状況。
それとも、こちらから席を立っていくべきなのか?
そうなると、こちらが仕事に差し支えるのだが。(苦笑)


しかし、話に入れば余計な人間と思われてしまうか、
「小さな親切余計なお世話」と受け取られかねない。
溜め込まずに吐き出せる状況にあるのは大切なことだが、
見境なくとなってくると、これはまた問題なわけで、
聞き役にボディブローのようにしんどさが回ってくるのは、
あと数日内のことだろうから、気を付けて見ておかなくては。


そんな余裕が自分にあるかと問われれば、
「頭の上のハエを追え」笑止千万なのかもしれないが。
年度末の忙しさ庭を掛けて心配事は減らない。
家の中でも外でも。
そんな日々が過ぎていく。無理やりこじ開けたように、
押し流されていくように、ニュースの洪水に、
出来事に、会話に、仕事に、全てに押し流されていくように。

伝える本。―受け手を動かす言葉の技術。

伝える本。―受け手を動かす言葉の技術。

相談しがいのある人になる 1時間で相手を勇気づける方法 (こころライブラリー)

相談しがいのある人になる 1時間で相手を勇気づける方法 (こころライブラリー)