義務感で動く - Festina Lente2

義務感で動く。淡々と。そうできればどんなにいいか。
手続きだけで終わる。それで何もかも済めばどんなにいいか。
とりあえずの期日があるから、あと1週間持ちこたえれば、
何とか全て終了の形を持って終わらせることが出来る。

そんなことばかり考えている。
終わらせることばかり考えている。
楽しむことよりも､形を整え、それらしくし、
体裁を繕って、いい形にしたいと独りよがりになっているのか、
やけになって醒めているのか、投げ出しているのか、
わからなくなっている。

気持ちだけが先行して、自分だけが突っ走ってきたのか、
最初は笑顔も出せたのに、今では演技して笑うのもしんどい。
疲れて麻痺した頭には、体裁良く繕うことも出来ない。
あと少し、あと少しと思いながら、手作り、手続き、
手続き、手作り、地道な作業が繰り返されるのは、仕事上でだけ。
家のことは放り出しっぱなしで、期限の迫る仕事、
期限の決められた仕事、ある一定の仕上がりが求められる仕事に
関わり続けて､踏ん切りを付けるまであと少し。

その達成感が感じられないのに、時間が過ぎていく。
その満足感が得られないのに、終わりを迎えようとしている。
期日の迫った仕事の仕上がりに、満足できない。
それは、自分の側だけで納得できるものではない、
双方向的なやりとりの末に生み出されるものだから。
個別の対応だけではない、全体の諸相、全体とのバランス、
人がどう思おうと、自分の側から見るとアンバランス。

あと1週間、そう思いつつ、ひたすらひたすら。
今週の週末を待ち望む。