黒執事 - Festina Lente2

みのと「黒執事」を見る。アニメの実写版は嫌だったのだが、
アニメを知らない人にはそれなりに面白かったのだろうか？

もう、１年以上前になるが歯の痛み耐え難く、
結局親知らずを抜くことになった日々、枕元読書が、
娘の手持ちの漫画、『黒執事』だったので、一気に全巻読み。
今も続編が出ているが、動物と子供には勝てない映画の原作よろしく、
ムキムキではない、つまり成人でも青年でもない子供、
少年といってもあまりにもひ弱な感じの坊ちゃんに、
暗い過去があり、その復讐譚のために悪魔と契約。

そういう話が、根底になるのだが、
何故か坊ちゃんは貴族階級で、家には執事が…。
漫画の世界ではよくありがちな、主人と家来、忠義もの。
いや、執事もの。その他の召使たちもそれなりに裏の顔を持つ、
年季の入った用心棒ばかり。

そして事件解決に向けて、…。という物語のはずが、
どうしてアニメではなく、実写版なのか、それが理解しがたい。
しかし、まあ、娘との付き合いの一環で、スポンサー出動。
Ｒ指定の映画ではないので、まあ構わないのだが。
主人公を男装の女性に持ってくるあたりが、倒錯めいているというか、
熟れている俳優を使いまわしたいという製作者側の意図が見え透いているというか。

子供がいなければ、知らない漫画、知らない世界。
まあ、これも付き合いのうちの映画鑑賞。