Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

柴島浄水場と水道記念館

大阪に住んでいても、どこにどんな施設があるか知らない。
たまたま家人宅の最寄の駅でポスターを見つけた。
柴島(くにじま)浄水場での桜の通り抜け
水道記念館でのお茶席。どんな所だろう? 興味津々。
阪急千里線柴島駅は、阪急で最も乗降客が少ない小さい駅だ。

 
 

春の午後、音楽教室進級試験の練習を終えた娘と家人と花見へ。
初めて降りる柴島駅。
確かに、浄水場の施設の横は桜の通り抜けができる。
何とも庶民的なローカルな雰囲気。
それでいて人出は程々。散策には調度いい。


この日は屋台のチヂミと箸巻き(初体験)を食べ、
桜並木を愛でながら散策。阪急京都線崇禅寺駅を通り過ぎ、
水道記念館へと足を運んだ。大阪市水道局はレンガ造りの、
ネオ・ルネサンス様式も美しい大正建築の有形文化財
中はもう一度時間を取ってじっくり見たい施設、
娘と共に楽しみたい場所の一つとなった。

 


それほど多くの屋台が出ていたわけではなく、
近所のスーパーや自前のお弁当、バーベキュで楽しむ庶民。
そんな中であれ? 徳島や埼玉では見なかった、「箸巻き」
作り方はお好み焼き、割り箸にくるくる巻き付け完成。
お味は、お好み焼きとたこ焼きを足して2で割ったような。
テイクアウト用お好み焼き(蛸の入ってないたこ焼)って感じ?

 


カメラマンの娘の後ろに大阪市水道局のCMのぼり。
リニューアルして3月30日に売り出されたその商品の名は
『ほんまや("Honmaya!")』そんな商品、あるのも知らなかった。
キャッチフレーズは「なにわ育ちのおいしい水」だ。
1本500ml 100円。桜の季節に売り出したせいなのか、
水商品には似つかわしくないショッキングピンクに近い外装。
興味のある方は こちらへ。


外装ラベルには日本語と英語で説明書き。
そして、「ほんまや」は水道局女性職員を中心とした
「おいしい水計画推進スタッフ」がプロデュースしました
と書いてある所がその心意気を表していると言うべきか。
水道記念館のお茶席のディスプレィも非常に凝っていて、
「おもてなしの心」が感じられた。


 

大阪市水道記念館は淡水魚飼育研究棟もあり、
琵琶湖や淀川水系の自然と魚、水道の歴史とくらしを
勉強できるようになっている、小中学生にうってつけの施設。
むろん大人も楽しめる。淀川沿いを散策しながら勉強。
桜を愛でながら、贅沢な1日となった。
どうぞ、皆さんお時間があればお立ち寄り下さい。
入り口ではこんな漏刻が迎えてくれます。